世界には、日本ではあり得ないような「オシャレな駅」「ちょっと変わった駅」
「映画に出てくるような駅」などがあったりします。
1.アトーチャ駅 (スペイン)
アトーチャ駅は、2つの駅から構成されている広大な駅です。
近郊線が発着するアトーチャ・セルカニアス駅と長距離列車(AVE)が発着するプエルタ・デ・アトーチャ駅です。
プエルタ・デ・アトーチャ駅は、AVEの開通で新設された駅。
それまで使用していたホームは、熱帯植物が茂る植物園になっています。
植物園を囲むようにチケット売り場、インフォメーション、コインロッカー、カフェなどがあります。

旧駅舎のコンコースの様子
■ 基本情報
- ・名称:アトーチャ駅(Estación de Atocha)
- ・住所:スペイン マドリード
- ・参考サイトURL:http://video.about.com/gospain/An-Overview-of-the-Atocha-Train-Station.htm(駅紹介ビデオ)
2.ドバイメトロ (ドバイ)
ドバイの地下鉄「ドバイメトロ」の駅の入り口です。
どれも素敵なものばかりです!
メトロといっても基本的には地上走行、街並みも未来的です。

■ 基本情報
- ・名称:ドバイメトロ(Dubai Metro)
- ・所在地:ドバイ
3.サザンクロス駅 (オーストラリア)
サザンクロス駅は、2006年のコモンウェルスゲームズ(英連邦スポーツ大会)の時に新しく建設された駅です。駅名も、以前はスペンサーストリート駅でしたが、サザンクロス駅に変更。
メルボルン市は、サザンクロス駅からドックランズのエリアを、新しいメルボルンの玄関口にしようと長期的な開発計画を進めています。
これからもさらに進化する駅ですね。

■ 基本情報
- ・名称:サザンクロス駅(Southern Cross Station)
- ・所在地: オーストラリア メルボルン
4.アーレシュルフトオスト駅 (スイス)
列車の接近はドアからもれる風圧でわかります。

スイスで一番おもしろい駅?!アーレシュルフトオスト駅
■ 基本情報
- ・名称:アーレシュルフトオスト駅(Aareschlucht Ost Station)
- ・所在地:スイス カントン
5.パリ北駅(Paris-Nord、 Gare du Nord):フランス
シャルル・ド・ゴール空港から電車でパリに入る場合、パリ北駅が入口です。
この女神像は、列車が乗り入れている各都市を象徴する女神達です。
フランス人建築家、ジャック・イニャス・イトルフによる駅舎は1975年には歴史的建造物に指定されています。
■ 基本情報
- ・名称:パリ北駅(Paris-Nord/Gare du Nord)
- ・所在地:フランス バリ
- ・公式サイトURL: http://www.transilien.com/gare/gareproximite/init(フランス語)
6.セント・パンクラス駅 (イギリス)
セント・パンクラス駅は「駅」という以上の機能をたっぷり持った駅です。
外観はヴィクトリア朝ネオ・ゴジック建築で、まるで宮殿かとおもう豪華さ。
「サウスイースト・ハイスピード」、ロンドン近郊への通勤列車が発着しています。ロンドン中心部の代表的なショッピングモールでもあり、レストランやカフェがある素敵な場所なんです。
■ 基本情報
- ・名称:セント・パンクラス駅(St Pancras station)
- ・所在地:イギリス ロンドン
- ・公式サイトURL: http://stpancras.com/(英語)
7.グランド・セントラル・ターミナル (アメリカ)
アメリカのニューヨークにある巨大ターミナル駅です。
何と48エーカーの土地に、44のプラットホームがあり、
100年前の建物がそっくりそのまま残っています。
建築そのものが優雅で、見る価値があります。
ショップやレストランもあり、年間の来場者はなんと約2千600万人。
さすがニューヨークです。

■ 基本情報
- ・名称:グランド・セントラル・ターミナル(Grand Central Terminal)
- ・所在地: アメリカ ニューヨーク
- ・公式サイトURL: http://www.grandcentralterminal.com/(英語)
8.金沢駅 (日本)
金沢駅東口バスターミナルにあるのが、豪快な「鼓門」と「もてなしドーム」です。
正面の「鼓門」は伝統芸能に使われる鼓をイメージしたものです。
雨や雪の多い金沢で、「駅を降りてすぐ、傘をささずに済むように」との配慮です。

■ 基本情報
- ・名称:金沢駅
- ・所在地: 石川県金沢市
- ・公式サイトURL: http://www.jr-odekake.net/eki/top.php?id=0541449
- ・バーチャルツアー:http://www.pano7.com/showcase/panorama-of-kanazawa-station.html
9.ハイダルパシャ駅 (トルコ)
イスタンブールから首都アンカラやアジア側に向かう鉄道のターミナル駅です。
海底に打ち込まれた1100本の木の杭の上に基礎が建てられて、三方を海に囲まれるユニークな駅です。駅前はボスポラス海峡に面して、ヨーロッパ側に向かう渡船が頻繁に通ります。

ハイダルパシャ駅外観と構内
■ 基本情報
- ・名称:ハイダルパシャ駅(Haydarpaşa Garı)
- ・所在地: トルコ イスタンブル
10.プラハ本駅 (チェコ)
ドイツ、オーストリアとも国境を接するチェコは、古くから鉄道網が発達しています。
国際列車が発着するプラハ本駅は、大幅な改修工事がすみ、地上3階建ての近代的な駅に変わりました。
街そのものが世界遺産に登録されているプラハなので、駅舎の歴史的価値はどうこう言えませんが、
それでも重厚なたたずまいです。
とくにエントランスのドームはアールヌーボー様式のデコラティブなもの。
3階のカフェは雰囲気抜群です。

■ 基本情報
- ・名称:プラハ本駅(Praha hlavní nádraží)
- ・所在地:チェコ プラハ
- ・公式サイトURL: http://prahamhd.vhd.cz/Draha/hlavak.htm(チェコ語)
11.ダナン駅 (ベトナム)
ベトナムのダナンは、貿易都市だけあって駅付近もにぎやかです。
ちなみにダナンは、近年、日系企業や日本人駐在員がとても多い場所なんです。
蒸気機関車の方向転換に使用されていたと思われる「バルーンループ線」。
今は使われていないのか、住宅街の中に線路が残っています。
ホームが無い!?直接乗り込むんですね。
■ 基本情報
- ・名称:ダナン駅(Ga Đà Nẵng/Da Nang Station)
- ・住所: ベトナム ダナン
12.ミラノ中央駅 (イタリア)
ミラノ中央駅は、ムソリーニが国の威信をかけて建築を開始、1931年に完成させたものです。
ミラノの陸の玄関なので、ユーロスターの発着はほとんどが中央駅からです。
ミラノ中央駅自体は荘厳な建築物で、駅の規模としてもイタリア最大級。

■ 基本情報
- ・名称:ミラノ中央駅(Stazione Centrale di Milano)
- ・住所:イタリア ミラノ(Piazza Duca d’Aosta20124)
- ・公式サイトURL: http://www.grandistazioni.it/(イタリア語)
13.ベルリン中央駅 (ドイツ)
ベルリン・セントラルステーション、またの名をベルリン中央駅。
ドイツで最も主要な駅です。
プラットホームは上部に6つ、下部に8つの合計14。
年間およそ30万人がこの駅を利用しているという世界有数の巨大駅です。鉄筋とガラス張りの駅舎は、ドイツらしい無駄のないデザインです。

ベルリン中央駅紹介ビデオ
■ 基本情報
- ・名称:ベルリン中央駅(Berlin Hauptbahnhof)
- ・所在地:ドイツ ベルリン
- ・公式サイトURL:http://www.bahnhof.de/bahnhof-de/Berlin_Hauptbahnhof.html?hl=berlin%20hbf(ドイツ語)
14.ロシオ駅 (ポルトガル)
19世紀にネオ・マヌエル様式で建てられた壮麗な駅です。
リスボン旧市街の中心、ロシオ広場に面しています。
設計はポルトガル人建築家 ジョゼ・ルイス・モンテイロ。
モンテイロは、駅に隣接するホテル・アヴェニーダ・パレスも設計しています。駅正面の2つの入口は、蹄鉄型です。細かいレリーフがすてき。写真ポイントですね。

■ 基本情報
- ・名称:ロシオ駅(Estação de Caminhos de FerrodoRossio)
- ・所在地:ポルトガル リスボン
15.筒石駅 (日本)
全長11,353mに及ぶ頸城トンネル内にあるトンネル駅として有名なのが、ここ筒石駅。
列車を降りてから駅舎までは、階段を上って延々と歩き、5~10分もかかります。
トンネル感満載のホーム待合室。駅というよりは秘密基地ですね。

■ 基本情報
- ・名称:筒石駅
- ・住所:新潟県糸魚川市大字仙納字大谷928
- ・アクセス:JR北陸本線 筒石駅
- ・公式サイトURL: http://www.jr-odekake.net/eki/top.php?id=0541486
16.ネナナ駅 (アメリカ)
現在は国定登録歴史財となっています。
アラスカの大自然を南北に縦断する大動脈~アラスカ鉄道にあるネナナ駅。
■ 基本情報
- ・名称:ネナナ駅(Nenana Station)
- ・住所:アメリカ アラスカ
17.アントワープ中央駅 (ベルギー)
ベルギー人はアントワープ中央駅を、親しみをこめて“鉄道の大聖堂”と呼んでいます。
まるで教会のようです。
時計台、光の差し込みが神秘的です。

■ 基本情報
- ・名称:アントワープ中央駅/Station Antwerpen-Centraal/Gare d’Anvers-Central
- ・所在地:フランデレン地域アントウェルペン州アントウェルペン
- ・公式サイトURL:http://hari.b-holding.be/infsta/InfoStation.aspx?StationId=1000037⟨=1(オランダ語)
18.チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅 (インド)
外観はヴィクトリアン・ゴシック・リヴァイバル建築とインドの伝統的な建築手法をとりいれています。
この駅の建設は、イギリス統治時代の1878年に始められ、10年もかかりました。インドとイギリス、2つの文化的影響が融合され、独創的な駅ですね。
ユネスコ世界遺産になっていて、観光客も大勢くる駅です。

■ 基本情報
- ・名称:チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(छत्रपती शिवाजी टर्मिनस/Chhatrapati Shivaji Terminus)
- ・所在地:インド ムンバイ
- ・公式サイトURL:http://www.mumbai.org.uk/victoria-terminal.html(英語)
- ・参考サイトURL: http://whc.unesco.org/pg.cfm?cid=31&id;_site=945(ユネスコ)
19.コムソモーリスカヤ駅(ロシア)
これは美術館?いいえ、モスクワの地下鉄です。
モスクワの地下鉄は、地下宮殿と呼ばれるほど、とにかく装飾が豪華です。
過剰な装飾は、大国ソ連の力を誇示するためだったといわれています。
特に1950年代に造られた駅のデザインは、地下鉄見物ツアーがあるほど。

■ 基本情報
- ・名称:コムソモーリスカヤ駅(Комсомольская)
- ・所在地:ロシア モスクワ
- ・参考サイト:http://news.metro.ru/f57.html(ロシア語)
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