ベルギー、フランス、ドイツに囲まれたルクセンブルク。 人口およそ58万人、面積は神奈川県とほぼ同じという小国ゆえ、日本ではあまりなじみがありませんが、実は20年以上にわたって一人あたりGDP(国内総生産)世界一を誇る、世">

『ヨーロッパの小国・ルクセンブルク』世界屈指のお金持ちの国・ルクセンブルクは行ってみたらこんなところだった!

ベルギー、フランス、ドイツに囲まれたルクセンブルク。 人口およそ58万人、面積は神奈川県とほぼ同じという小国ゆえ、日本ではあまりなじみがありませんが、実は20年以上にわたって一人あたりGDP(国内総生産)世界一を誇る、世界屈指のお金持ち国家なのです。 1960年代の主要産業は鉄鋼業でしたが、鉄鋼不振で低迷した経済を立て直すため、金融王国を目指すことを決定。その政策が功を奏し、ロンドンに次ぐヨーロッパの金融センターへと成長を遂げました。 国際社会における存在感は決して薄くない小さな大国・ルクセンブルクとはいったいどのようなところなのか。実際に行ってみたからこそわかった、リアルをお伝えします。 ・首都はユニークな城塞都市 ルクセンブルクの首都は、国名と同じルクセンブルク市。「北のジブラルタル」の異名をとるほどの堅固な要塞都市で、旧市街と要塞群は世界遺産にも登録されています。 この街の面白いところは、砦周辺に行かない限り、高台に築かれた旧市街を歩いていても、自分が高台にいるとはなかなか気づかないこと。旧市街の中心部からは、下に広がる風景が見えないのです。 世界遺産の要塞都市であり、各国の金融機関や国際機関が集まる国際都市でもあるルクセンブルク市は、エリアによってまったく異なる表情で訪れる者を飽きさせません。 ・落ち着いた街並み 世界屈指のお金持ちの国とあらば、さぞかし優雅で華やかな街並みなのではないかと思われるかもしれませんが、その素顔は意外と素朴。 豊かな国だけあって、ルクセンブルク市のショッピングストリートにはルイ・ヴィトンやロンシャンをはじめ、世界的な高級ブランドのブティックが並んでいますが、派手な感じやけばけばしい感じはなく、あくまでも落ち着いた穏やかな雰囲気。 高級ブティックのみならず、ファストファッションのショップも人気を集めていて、お金がないと買い物が楽しめないということもありません。ほかのヨーロッパ諸国と比べてもゴミや落書きが少ない街には、とても穏やかな空気が流れています。 ・異文化・異民族が共存 ルクセンブルクを旅して気づくのが、ここに暮らす人々の文化的・民族的背景が実に多様であること。ポルトガルなどがら積極的に移民を受け入れたため、ルクセンブルクで暮らす外国人の比率は40パーセントにものぼるといいます。 ヨーロッパ諸国だけでなく、アジアやアフリカなどをバックグラウンドにもつ人々の姿も少なくありませんが、多くの移民やその子孫がこの国にうまく溶け込んでいるのが見受けられます。 なかでも首都のルクセンブルク市はヨーロッパを代表する金融センターだけあって、非常に国際的。街を歩けばしばしば英語で会話している人々を見かけます。それも、英語圏から来た旅行者ではなく、ルクセンブルクに居住または長期滞在している人が、互いの共通語として英語で会話しているようなのです。 人口が少なく、近隣諸国と容易に行き来できる小さな国だからこそ、外国に目を向け、異文化を受け入れるのは必然であったといえるでしょう。 ・異なる言語が混在 ルクセンブルクの公用語は、ルクセンブルク語とフランス語とドイツ語の3言語。 ルクセンブルク語はもともとドイツ語の方言を起源とする言語で、ドイツ語に似ていますが、司法や行政の場など公式な場ではフランス語が使われます。 ルクセンブルクの国民のほとんどがこの3言語を高いレベルで身に付けていて、さらに英語やスペイン語などほかの言語も習得している人が多いので、4言語以上を話せる人が珍しくありません。 道路標識をはじめとする公共の看板はフランス語ですし、首都のルクセンブルク市のホテルやレストランのスタッフはフランス語を話すことが多いので、ルクセンブルクを旅するとフランス語の国という印象を受けるかもしれません。 ところが、歩行者用の信号の押しボタンやファストフード店のドライブスルーの出口の表示、個人が設置したと思われる看板の文字はドイツ語であったり、ラジオを付ければ「これはいったい何語なのだろう」と思うような、ルクセンブルク語が聞こえてきたりします。 英語の通用度も極めて高く、ルクセンブルク人は複数の言語を操ることに長けた人々だといえるでしょう。 ・自然が豊か ルクセンブルクは「森と渓谷の国」と呼ばれるほど自然豊かな国。首都のルクセンブルク市こそ高層ビルが建っていますが、ルクセンブルク市街を過ぎると手つかずの森が広がる素朴な風景が続いています。 世界トップクラスの経済的豊かさを誇る国とはいえ、むやみに近代化を進めるよりも、人間らしい心の豊かさが大切にされていることがうかがえます。 ルクセンブルクきっての名城といわれる、ヴィアンデン城をはじめ、森のなかにたたずむ中世の古城を訪ねるのも、ルクセンブルクの旅の楽しみのひとつ。 ・物価は高め 生活水準が高いだけあって、さすがに物価は高め。たとえば、首都のルクセンブルク市に宿泊する場合、中心部の便利な立地であればきわめてベーシックなホテルでもおおむね1泊ダブルで100ユーロは下りません。これは、ルクセンブルクよりもはるかに大都会である東京と比べても高い水準です。 外食費も高く、ルクセンブルク市でレストランに入れば、カジュアルなお店であってもメインディッシュは13ユーロ程度から。しかもこれは野菜などを中心にした料理の値段で、肉や魚を中心にしたメインディッシュはさらに値段が高くなります。 貧富の差が少ないルクセンブルクでは、安い食堂風の店を見つけるのは困難。ルクセンブルクは隣国のフランスやベルギーとともに「美食の国」として知られているので、ルクセンブルクで食事をするなら節約を考えるよりも、奮発して思いっきりおいしいものを食べるようにしたほうがいいかもしれません。 ・治安は比較的良好 経済的に豊かで、貧富の差が少ない国だけあって、周辺諸国に比べるとルクセンブルクの治安は比較的良いといえます。荷物の管理に気を付ける、夜遅くにむやみに出歩かないといった基本的な注意を怠らなければ安心して旅行が楽しめるはずです。 ただし、ルクセンブルクの犯罪率は5.61パーセントと、日本の1.39パーセントよりも高く(在ルクセンブルク日本大使館より)、原則的に人の行き来が自由であるヨーロッパの国であることを忘れず、油断しすぎないことが大切です。 大国に囲まれた小さな国だからこそ、さまざまな文化の影響を受けた独特の文化や街並みを発展させてきたルクセンブルク。あなたも世界で最も豊かな国の姿をその目で見てみませんか。 詳しくはこちらから➡GOTRIP! 明日、旅に行きたくなるメディア

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