日本一早く、美しい紅葉!
これは、どちらかといえば「
異様」な光景ではないでしょうか。
「
美しい」と言えるかどうかも怪しいものです。
北海道・大雪山の『
高根ヶ原』は、約100万年前の火山活動によって
巨大な地滑りを起こした場所で、えぐり取られた急峻な崖には万年雪が残ります。
『
高根ヶ原』は、
高原温泉から西に約3時間、
白雲岳と平ヶ岳を結ぶ稜線にあたる高原で、大雪山系の標高1700メートルあたりに広がっています。
アイヌの人々は、この地を「
カムイミンタラ」(神々の遊ぶ庭の意味)と呼んでいたそうです。
大小30ばかりの沼地を歩く「
高原沼めぐり」は、
夏の高山植物、秋の紅葉スポットとして人気のコースです。
神奈川県とほぼ同じ面積の
大雪山国立公園は、日本一早い紅葉と
日本一すごい紅葉で知られています。
一度でもこの紅葉にはまってしまうと、何かに取りつかれたように
毎年やってきてしまうのだとか。
そう考えると、終わることのない
大雪山めぐりは、日本一危険なスポットかもしれませんね。

「
高原沼めぐり」について、ご説明しましょう。
コースは1周約7キロメートルで、所要時間は
約3時間半~4時間です。
沼が見えるまで、1時間くらい歩きます。
入山できる期間は
6月下旬から10月上旬まで、入山時間は
午前7時から午後1時までとなっています。
沼めぐりコースの周辺には、多くの
ヒグマが生息しています。
そのため、人間とヒグマの遭遇事故を最小限にするため、
毎日巡視員がコースをパトロールしていて、安全を確認した上で入山ができます。
登山道でヒグマが確認された時は、入山が禁止されます。
そのため、入山する前に、コース入口にある
ヒグマ情報センターで
レクチャーを受けなければなりません。
ヒグマとの遭遇や誘因などの事故がないように、しっかりとレクチャーを受け、万全の注意が必要です。

沼めぐりは、
大雪高原温泉(大雪高原山荘)から始まります。
ここは裏大雪山の山懐、標高1260メートルにある温泉で、紅葉の美しさは群を抜いています

紅葉の時期の
沼めぐりは、沼面に深紅の山肌が映り、周囲は自然の調和のとれた
一大パノラマとなります。
冬の間は雪に閉ざされてしまうため、営業期間は
6月10日~10月10日のみ。
1年のうち、営業している期間はわずか123日間という、まさに
秘湯中の秘湯の宿です

こんな絶景が楽しめる、
大雪山系にぜひ行ってみてください。
★『大雪高原山荘』の住所、行き方・アクセス、電話番号、公式ホームページなど
- 住所:北海道上川郡上川町層雲峡 高原温泉
- アクセス:層雲峡からタクシーか自家用車
- 利用料金:料金表はこちら
- 予約専用電話:0766-26-8300(旭川事務所)
- 公式ホームページ:大雪高原山荘
詳しくはこちらから➡
旅行キュレーションメディア Travelzaurus.com(トラベルザウルスドットコム)
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