高尾山の紅葉の見頃時期から、紅葉がきれいに見られるおすすめスポットまで紹介します。
ケーブルカーや山頂、薬王院に清滝駅まで、紅葉スポットがたくさん!
さらに、毎年11月に開催される高尾山もみじまつりや、混雑回避法、アクセス情報もあるのでぜひ参考にしてみてください!
※この記事は2021年10月6日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース
高尾山の紅葉の見頃時期

高尾山の紅葉は、例年11月中旬~12月上旬頃が見頃です。
山のふもと、高尾山ケーブルカーの出発点である清滝駅周辺から、山頂に至るまで広い範囲で木々が色づきを見せてくれるため、一日中紅葉を眺めながら過ごすことができます。
さらに、紅葉する植物の種類が多いところも、高尾山の魅力です。
小さな葉っぱが鮮やかな赤に染まるイロハモミジ、黄色に変化するイタヤカエデ、葉が大きくさまざまな色に紅葉するカジカエデなどが、美しいグラデーションを見せてくれます。
高尾山のおすすめ紅葉スポット
紅葉屋本店:お店前や店内からも美しい高尾山の紅葉を見られる蕎麦屋さん

高尾山のふもとにある、明治27年創業の老舗蕎麦屋さん。
ケーブルカー清滝駅の目の前なので、登山前に立ち寄って腹ごしらえをするのにぴったりのお店です。
お店の前にも紅葉が広がっており、店内からは裏山の紅葉を見ることができます。
おすすめのメニューはとろろ蕎麦(1050円)。
とろろは混ぜ物を使わず、山芋本来のコクを楽しめる逸品です。

[住所]東京都八王子市高尾町2208
[営業時間]【平日】10時~15時30分【土・日・祝】10時~16時
[定休日]火曜日(臨時休業あり)
[アクセス]【電車】京王線高尾山口駅より徒歩2分 【車】圏央道高尾山ICより3分
[駐車場]なし
「紅葉屋本店」の詳細はこちら
高尾山ケーブルカー清滝駅:高尾山登山のスタート地点から紅葉を堪能!

高尾山の登山には、ふもとから徒歩だけで山頂を目指すパターンと、中腹の472m地点まで連れて行ってくれる高尾山ケーブルカーを利用するパターンがあります。
気軽に登山をしたいならケーブルカーの利用がおすすめ。
そのスタート地点が、高尾山ケーブルカー清滝駅です。
京王線の高尾山口駅から徒歩5分とアクセスも良く、駅前の広場にも紅葉が広がっています。
広場周辺には多くの蕎麦屋に甘味処、お土産屋が並んでいるので、食事や買い物も楽しむことができます。
[住所]東京都八王子市高尾町2205
[営業時間]【平日】8時~17時45分【土・日・祝】8時~18時
[定休日]なし
[アクセス]【電車】京王線高尾山口駅より徒歩5分 【車】圏央道高尾山ICより5分
[駐車場]近隣の駐車場を利用(有料)
「高尾山ケーブルカー清滝駅」の詳細はこちら
高尾山ケーブルカー:鮮やかな赤を間近に見られる紅葉スポット

高尾山ふもとの清滝駅から中腹の高尾山駅まで片道6分、途中30度を超える急こう配を進むケーブルカーです。
車内からも、沿線に広がる紅葉を楽しむことができるおすすめスポットとなっています。
特に真っ赤な色づきを見せてくれるイロハモミジがたくさんあるので、鮮やかな紅葉を間近に見られる点が魅力。
さらに早朝は陽光が射し込み、モミジが光っているように見えてとてもきれいなので、午前中の利用がおすすめです。

[営業時間]【平日】8時~17時45分【土・日・祝】8時~18時
[定休日]なし
[料金]【片道】大人490円、小学生250円、未就学児は大人1名につき1名無料【往復】大人950円、小学生470円、未就学児は大人1名につき1名無料
「高尾山ケーブルカー」の詳細はこちら
高尾山スミカ:2階のカフェレストランや屋上から紅葉を見渡せるスポット

高尾山スミカは、ケーブルカーの終着点高尾山駅の目の前にある、お土産屋とカフェレストランを備えたお店です。
2階のカフェレストランの大きな窓からは、都内を一望できるほど素敵な景色が広がります。
紅葉の色づきを眺めながら食事することができますよ。

また、屋上には展望台があり、2階よりも高い場所から周辺の山々を見渡せるスポットになっています。
ちなみに、下写真の「天狗焼」は、高尾山の定番のお土産。
このお店のお土産屋で売られているので、ぜひ帰る前にも立ち寄ってみてください。

[住所]東京都八王子市高尾町2182
[営業時間]10時〜16時30分(冬期は16時)
[定休日]なし(荒天時を除く)
[アクセス]ケーブルカー高尾山駅前
「高尾山スミカ」の詳細はこちら
霞台:周囲の紅葉と一緒に都心を一望できる、高尾山最初の絶景ポイント!

高尾山ケーブルカー高尾山駅を出て左手に進むとすぐに見えてくるのが霞台。
天気が良ければ都心方面を一望し、東京スカイツリー(R)まで見渡すことができるので、まずはここで紅葉と景色を楽しみましょう。
特に見どころは、上写真の真ん中に写っている甲州街道いちょう並木!
黄葉したイチョウが4kmも続いている見事な光景は、この時期にしか見られない秋の風物詩です。
また、東京の街に明かりがつきはじめる夕景~夜景も美しいので、帰る前にも立ち寄りたいスポットです。
[住所]東京都八王子市高尾町
[アクセス]高尾山ケーブルカー高尾山駅より徒歩すぐ
高尾山さる園・野草園:ゆっくりと紅葉の写真を撮りたいならおすすめのスポット

約80頭のさるがお出迎えしてくれるさる園と、約300種類の植物が生息する野草園が一緒になった施設。
見ごたえのある木々がたくさんあり、紅葉の時期には美しい色づきを見せてくれるスポットです。
園内は広く、入園した人以外は入ることができないエリアとなっているため、思いのほか混雑が少ない穴場スポット。
順路に沿ってゆっくりと歩きながら、紅葉の写真をたくさん撮ることができますよ。

[住所]東京都八王子市高尾町2179
[営業時間]9時30分~16時30分
[定休日]なし(園内整備等を除く)
[料金]【大人(中学生以上)】430円【3歳以上】210円
[アクセス]高尾山ケーブルカー高尾山駅より徒歩3分
「高尾山さる園・野草園」の詳細はこちら
高尾山薬王院:仏舎利塔や本社周辺の紅葉が見どころ!

境内のいたるところにパワースポットがあり、高尾山を訪れる多くの人が参拝する薬王院。
特に紅葉の見どころとなるのが、上写真の仏舎利塔周辺です。
高尾山登山ルートの1号路に沿って進んでいると到着します。
また、下写真の薬王院御本社もおすすめの紅葉スポット。
御本社自体も鮮やかな朱塗りで、紅葉とのコントラストがきれいです。
他にも大師堂、四天王門と紅葉スポットが多数あるところが魅力です。

※高尾山薬王院の「高」は正しくは「はしごだか」です
[住所]東京都八王子市高尾町2177
[拝観時間]8時30分~16時
[定休日]なし
[アクセス]高尾山ケーブルカー高尾山駅より徒歩20分
[駐車場]あり(250台)
「高尾山薬王院」の詳細はこちら
高尾山山頂:展望台からは富士山も!ゆったりとできるスペースで、眼下に広がる紅葉を堪能

高尾山の山頂は、ケーブルカーの高尾山駅からなら40分ほど歩けば到着します。
ケーブルカーを利用せずにふもとから歩いても90分ほどの距離なので、余裕があればチャレンジするのもいいですね。
山の最も高い地点から、紅葉の広がる景色や東京の都心を見下ろすことができます。
さらに、展望台の西側からは富士山を遠くに望むことも!
山頂周辺は広場のようになっていて、お弁当を広げたり、記念写真を撮ったり、のんびり過ごすことができます。
そばや甘味を食べられる茶屋、高尾山の自然情報を発信しているビジターセンターに立ち寄って一息つくのもいいですね。

[住所]東京都八王子市高尾町
[アクセス]高尾山ケーブルカー高尾山駅より徒歩40分
もみじ台:山頂から10分、紅葉した木々が広がる穴場スポット!

多くの登山客は山頂を折り返し地点とするため、「山頂よりも先まで足をのばしてみる」ことで、混雑を回避しながらゆっくり紅葉を楽しむことができます。
特におすすめの紅葉スポットがもみじ台。山頂から徒歩10分ほどと近い距離ながら、かなり人が少なくなります。
「もみじ台」という名の通り、紅葉した木々が周囲に広がる名所です。
そばやなめこ汁が名物の茶屋「細田屋」もおすすめ。
晴れた日は富士山を望みながら食事することができますよ。

[住所]東京都八王子市高尾町
[アクセス]高尾山ケーブルカー高尾山駅より徒歩50分
小仏城山山頂:「高尾山の紅葉」を別の角度から望むスポット

「登山をもっとじっくり楽しみたい」という人には、高尾山山頂から続く奥高尾コースで小仏城山山頂(高尾山山頂から60分ほどで到着)を目指すのがおすすめ。
急なアップダウンはなく、自分のペースで山歩きができるのが魅力です。
山頂の展望スペースからは、紅く染まった高尾山を見渡すことができます。
山歩きの途中も、左右が木々に囲まれた場所が多く、紅葉を楽しむのにももってこいです。
小仏城山山頂には2軒の茶屋があるので、登山をがんばった体をベンチでゆっくりと休ませて。
[住所]東京都八王子市・神奈川県相模原市
[アクセス]高尾山ケーブルカー高尾山駅より徒歩1時間40分
紅葉と一緒に楽しめる「高尾山もみじまつり」

例年11月1日~30日まで開催している「高尾山もみじまつり」。
ケーブルカー清滝駅前のステージでは、太鼓のパフォーマンスをはじめとした音楽イベントや、八王子車人形など地域にゆかりのある催しを楽しむことができます。
ケーブルカー高尾山駅の近くでマス酒や東京こけしが販売されるのも、この時期ならでは。
※2021年のイベント内容は未定です。決まり次第、八王子観光コンベンション協会のHPでお知らせされます。
特に、紅葉が見ごろとなる11月中旬~下旬は大いに盛り上がりを見せます。
例年のべ30万人ほどと多くの人出があるので、土日祝日を外して訪れるのがおすすめです。
[開催日程]2021年11月1日~11月30日(開催未定)
[雨天時]中止になる可能性があります
[開催時間]10時~16時
[開催場所]高尾山
[例年の人出]約30万人
[屋台の有無]なし
[交通規制情報]混雑が予想されますので、公共の交通機関の利用がおすすめです。駐車場も混雑するため、早めのお出かけを。
[アクセス]【電車】京王高尾線高尾山口駅より徒歩5分【車】圏央道高尾山ICより5分
「高尾山もみじまつり」の詳細はこちら
混雑情報と回避する方法

高尾山には紅葉時期に例年約36万人(2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で約28万人)が訪れています。
1日単位で見ても万を超える人出になることを考えると、かなり混雑することがわかります。
そこで、混雑を回避するためのコツを紹介しましょう。
まずは、早朝登山をすることです!
ふもとから山腹まで行くケーブルカーやリフトの始発(8時)よりも前に登山をすれば、人も少なくゆっくりと紅葉を楽しむことができます。
さらに、早朝は空気が澄んでいるから、気持ちのいい山歩きができるというおまけつき。
徒歩でも山頂まで行くことができる高尾山ならではの混雑回避法ですね。
人が多くなる時間帯には下山できて、行きも帰りも混雑を避けることができます。
その他には、この記事でも紹介した、もみじ台や小仏城山など、高尾山山頂よりも奥の方まで行くことです。
人が少なく、穴場となっているのでおすすめです。
さらに、定番コースを避けて登山するのも混雑を回避するひとつの方法です。
多くの人は「1号路 表参道コース」というコースで行きますが、「6号路 びわ滝コース」でも山頂にたどり着くことができます。
(ただし、6号路は11月の紅葉時期は登りの一方通行となるので注意が必要です)
高尾山へのアクセス情報
高尾山への電車・車でのアクセス方法を紹介します。
ちなみに、高尾山までの交通手段は電車の方がおすすめ。
交通規制などはありませんが、車だと途中の道でも混雑しますし、駐車場も早い時間で埋まってしまうためです。
【電車】で行く場合
どこから出発する場合も、最終的には京王線高尾山口駅を目指します。
高尾山口駅からケーブルカーの清滝駅までは徒歩5分です。
■東京駅からJR中央線で新宿駅→京王線に乗り継ぎして高尾山口駅へ(計1時間10分)
■名古屋駅から新幹線で東京駅→JR中央線・京王線を乗り継いで高尾山口駅へ(計2時間50分)
■新大阪駅から新幹線で東京駅→JR中央線・京王線を乗り継いで高尾山口駅へ(計3時間40分)
【車】で行く場合
どこから出発する場合も、圏央道高尾山ICで降りて新宿方面に5分ほど進むと高尾山口駅周辺に到着します。
■東京駅から中央自動車道経由で圏央道高尾山ICへ(計50分)
■名古屋駅から第二東海自動車道経由で圏央道高尾山ICへ(計3時間50分)
■新大阪駅から新東名高速道路・第二東海自動車道経由で圏央道高尾山ICへ(計5時間30分)
気軽に登山ができて、多彩な植物の紅葉を楽しむことができる高尾山は、秋の行楽にぴったりです。
美しい景色や紅葉をたくさん写真に残して、思い出にしてくださいね♪
また、八王子観光コンベンション協会が公開している、秋の高尾山の楽しみ方を紹介している動画もあるので、訪れる前の予習にぜひ見てみてください。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、感染拡大防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。
最近のコメント