「蔵王(ざおう)」という地名を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?蔵王は、宮城県と山形県にまたがる奥羽山脈の連山一帯の地名です。蔵王といえば樹氷が有名ですが、その他にも温泉や牧場、滝、ドライブコースなど様々な魅力がたくさんあります。今回は、定番から知られざるおすすめスポットまで、蔵王の観光スポットを余すところなくご紹介します。(※掲載されている情報は2018年7月時点のものです。必ず事前にご確認ください。)
1.国営みちのく杜の湖畔公園 / 宮城県柴田郡
「国営みちのく杜の湖畔公園」は、東北唯一の広大な国立公園です。園内は、里山・北・南の3つの地区に分かれています。里山地区は、里山を散策して野草や野鳥を観察することができます。北地区は、農業体験や家畜とのふれあい体験ができる「みちのく自然共生園」がおすすめです。
南地区は、四季折々の花々が楽しめるお花畑や、東北6県の暮らしの文化が垣間見られる古民家などがあります。ここでは、他にも季節のイベントが楽しめたり、特徴のある遊具で遊べたり、そば打ちの体験ができたりと、たくさんの魅力が詰まった公園です。
詳細情報
国営みちのく杜の湖畔公園 南地区
- 宮城県柴田郡川崎町小野二本松53-9
- 0224845991
.御釜(おかま) / 宮城県刈田郡
「御釜」は、五色岳(ごしきだけ)の山頂にある円形の火口湖で、蔵王観光のシンボルです。火口湖とは、噴火後の火口に水がたまってできたもの。天候などの条件によって、湖面の色がエメラルドグリーンや瑠璃色などに変化することから、別名「五色沼(ごしきぬま)」とも呼ばれています。
「御釜」の名前の由来は、湖の透き通った水が、まるでお米を炊く前の炊飯器のお釜の中のように見えるから。駐車場から御釜を臨む展望台までは徒歩5分、さらに展望台までの道のりはバリアフリー対応なので、誰でも気軽に訪れることができます。
詳細情報
蔵王お釜
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林内御釜
- 0224-33-2215
3.遠刈田(とおがった)温泉 / 宮城県刈田郡
「遠刈田温泉」は、開場400年余りの歴史を持つ温泉地です。泉質は、ナトリウム・カルシウム・硫酸塩などで、神経痛・筋肉痛・関節痛などに効果があると評判です。遠刈田温泉には旅館・ペンション・ホテルなどの施設が約70件以上あるほか、足湯や食べ歩きなどのんびり散策するのにも適している情緒溢れる温泉街です。
温泉街の中でおすすめしたいのは、共同浴場の「神の湯」。青森県産のヒバを使用した浴槽からは木の香りがただよい、癒やしの空間を演出しています。源泉かけ流しで、なめらかな肌触りが売りの温泉です。無料の足湯も併設されているので、近くに立ち寄った際はぜひ訪れてみてください。
詳細情報
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉
神の湯
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉仲町32
- 0224341990
4.蔵王酪農センター / 宮城県刈田郡
「蔵王酪農センター」は、牧場「蔵王ハートランド」、「蔵王酪農センターチーズ工場」などを含む広大な観光施設です。「蔵王ハートランド」は東京ドーム20個分の広さを誇る、蔵王山麓に広がる自然豊かな牧場です。100頭以上の牛をはじめ、ヒツジやヤギ、馬、ウサギなどの動物が飼育されていて、触れ合えるコーナーもあります。
牧場のそばにはチーズ工場があり、新鮮なミルクを使ってチーズの製造・販売を行っています。体験館では、乳搾りのほかに、チーズやバター、アイスクリームづくりなどの体験もできます。体験は予約が必須なので注意してくださいね。チーズ工場の敷地内にはバラ園もあり、見どころがいっぱいです。
詳細情報
蔵王酪農センター
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉七日原251-4
- 0120-150-302
蔵王ハートランド
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉七日原201
- 0224-34-3769
蔵王酪農センターチーズ工場
- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉七日原251-4
- 0224-34-3311
5.蔵王エコーライン / 宮城県刈田郡
「蔵王エコーライン」は、昭和37年に開通した、宮城県と山形県を結ぶ全長26キロメートルの観光山岳道路です。蔵王の景色を存分に楽しみながらドライブすることができますよ。11月初旬から翌年4月下旬頃までは冬期閉鎖するので、注意してくださいね。おすすめの時期は、ゴールデンウィーク周辺と9月下旬以降の紅葉シーズン。ゴールデンウィーク周辺には、最高で約10メートルになる「雪の壁」、紅葉シーズンにはブナやナラなどの赤・黄色の絶景の中ドライブすることができます。ドライブ好きにはたまらない、いつもとは違った爽快感が味わえそうですね。詳細情報
蔵王エコーライン- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉
- 0224-34-2725
6.蔵王連峰 / 宮城県刈田郡
東北地方の奥羽山脈のなかで、宮城県と山形県を分け隔てる山の連なりを「蔵王連峰」と呼びます。温泉地としても有名で、蔵王観光にはかかせない場所です。夏はトレッキング、冬はスキーをはじめとするウィンタースポーツと、季節によって全く違う楽しみ方ができます。トレッキングは、御釜や地蔵岳など、蔵王連峰ならではの名所を巡りながら散策できるコースや、高山植物の観察に適したコースなど、様々な散策路が用意されています。詳細情報
蔵王連峰- 宮城県刈田郡蔵王町
7.蔵王ロープウェイ / 山形県山形市
樹氷は、冬期蔵王の風物詩です。強い西風に乗った氷の粒が、蔵王に自生している木々の葉に衝突してできるその姿は、エビのしっぽに例えられています。蔵王連峰の特殊な気象条件と植生が造り出す、世界的にもめずらしい樹氷は、ぜひ一度見てみたいものですね。樹氷原へ行く手段の一つとして、ロープウェイがあります。ロープウェイの窓からの景色は特別ですね。時期によっては、夜ライトアップされたり、ライトアップされた樹氷を新型雪上車「ナイトクルーザー号」に乗って鑑賞できたりと、様々な楽しみ方ができます。詳細情報
蔵王樹氷- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林内
蔵王ロープウェイ- 山形県山形市蔵王温泉229-3
- 023-694-9518
8.滝見台 / 宮城県刈田郡
「滝見台」は、特色ある2つの滝を眺望できる絶好の人気スポットです。1つめの滝は、落差53.5メートルの「不動滝」。2つめの滝は、日本の滝100選に選定されている落差181メートルの「三階滝」です。ともに水量が非常に多く、迫力があります。深山の中にあるので、季節によって様々な姿を楽しむことができます。特に新緑や紅葉のシーズンは大人気!周辺は霧が発生しやすく、景色が霧に隠れてしまうこともあるので天候には注意したいところです。詳細情報
滝見台- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉
- 224-33-2215
9.みやぎ蔵王こけし館 / 宮城県刈田郡
「みやぎ蔵王こけし館」は、みやぎ伝統こけし発祥の地として建てられた産業会館です。1階は展示コーナーで、全国の伝統こけしと木工の玩具5,500点あまりを展示しています。他に実演コーナー、販売コーナーなどもあります。2階では、職人の指導のもとでこけしの絵付けを体験できます。世界にひとつだけのオリジナルの作品は、愛着が湧き、旅の思い出になること間違いなしです。体験するには予約が必要なので注意してください。詳細情報
みやぎ蔵王こけし館- 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉新地西裏山36-135
- 0224342385
10.コカ・コーラ ボトラーズジャパン 蔵王工場 / 宮城県刈田郡
世界中で、こどもから大人まで世代を問わずに親しまれているコカ・コーラ。実は蔵王町の水で製造されているんです!蔵王工場では、コカ・コーラをはじめとしたおなじみの飲料水の、缶やペットボトルの製造ラインなどを見学することができます。また、DVDによる紹介や、タブレット端末を使用したクイズや検定で、コカ・コーラについて楽しく学ぶことができます。参加費用は無料で、1回の見学時間は50分程度です。参加するには予約が必須です。詳細情報
コカ・コーライーストジャパン蔵王工場- 宮城県刈田郡蔵王町宮南川添1-1
- 0224323505
いかがでしたか?
蔵王周辺のおすすめ観光スポットをご紹介しました。気になるところはありましたか?自然いっぱいの蔵王に行けば、日頃の疲れが吹き飛ぶこと間違いなし!ぜひ足を運んでみてください。
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