北陸新幹線が開通して、北陸へ気軽に行けるようになりました。北陸には石川県にある加賀温泉郷をはじめ良質な温泉がたくさんあるってご存知でしたか?今回は、ココだけは押さえておきたい加賀温泉郷を、温泉地出身で温泉大好きっ子の筆者が4選ご紹介いたします。
① 松尾芭蕉も愛した山中温泉
山に囲まれた「山中温泉」は、自然豊かな温泉街です。開湯1300年の歴史があり、松尾芭蕉ゆかりの地として知られています。大聖寺川の渓谷沿いなどには旅館が建ち並び、美しい景観を保っています。山中温泉に来たら立ち寄りたい、総湯「菊の湯」は、全国でも珍しい男湯と女湯がそれぞれ別棟になっています。男湯は腰まで浸かれる浴槽になっているとか。泉質は、カルシウムナトリウムー硫酸塩化物泉です。主な効能は神経痛、筋肉痛、関節痛などです。芭蕉が長く滞在したのもわかる気がしますね。
山中温泉の鶴仙渓では、初夏から初秋にかけて、川床を楽しむことができます。加賀の名産加賀棒茶や、スイーツを食べることができます。湯上りに立ち寄ると、涼しくて気持ちが良いです。また、山中温泉の名物の一つに、総湯菊の湯の前で作られている「温泉たまご」があります。たまごの殻を割って、そのまま醤油や塩をつけていただくというスタイルが人気です。ぜひご賞味ください。
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【一言アクセス】
金沢駅から特急を利用して加賀温泉駅へ。加賀温泉駅からはバスが出ています。しかし、旅館に宿泊の際は、駅まで送迎バスがでているかもしれませんので、事前に確認してみてくださいね。
②文人墨客に愛されたいで湯の街 山代温泉
北陸で最大最古級を誇る山代温泉は、古来より様々な著名人に愛されてきた温泉地です。総湯は100%源泉かけ流しの浴場で、古総湯は、明治時代の「湯あみ」という、湯を浴びるだけの昔ながらの入浴方法を再現した浴場になります。また、近くには無料の源泉足湯もありますので、ぜひ立ち寄ってみて下さいね。
山代温泉では、総湯の周りを取り囲む街並みを「湯の曲輪(ゆのがわ)」というそうです。その湯の曲輪にある「はづちを茶店」では、温泉たまごから作られた温泉たまごプリンが人気です。ぜひ、湯上りの散策に立ち寄ってみて下さい。
詳細情報
山代温泉観光協会
www.yamashiro-spa.or.jp
山代温泉旅館協同組合・山代温泉観光協会の公式ホームページ。宿情報、山代・加賀・金沢・福井・白川郷の観光情報、イベント情報
③白山連峰と柴山潟の眺望に恵まれた片山津温泉
画像を見たときに、思わず博物館か文化施設かと思いましたが、実は、2012年に出来たばかりの片山津温泉の総湯です。こちらの温泉では、柴山潟を見渡せる「潟の湯」と「森の湯」の二つの浴場があります。館内には、レイクビューを楽しめるカフェも併設されており、デートスポットとしても人気があるようです。
片山津温泉は、柴山潟の湖底から湧き出る温泉を活用しています。柴山潟の湖面は一日に七度色を変えるそうです。そんな柴山潟を中心に、屋形船や、湖上花火などいろいろなイベントも開催されています。ぜひ、足を運んでみてください。
詳細情報
片山津温泉観光協会公式サイト|白山が麗しい湖のまち|石川県加賀市
www.katayamazu-spa.or.jp
白山が麗しい湖のまち、片山津温泉。片山津温泉旅館協同組合・片山津温泉観光協会の公式ホームページ。観光案内、旅館案内、イベント、貸店舗情報等。
④開湯1300年の恋人の聖地 粟津温泉
加賀温泉郷の中で、唯一小松市にある温泉が粟津温泉です。ここは、開湯1300年もの歴史があり、北陸最古の秘湯とも言われ多くの湯治客が訪れています。宿のほとんどが自家堀の源泉を持っており、いつでも新鮮なお湯に浸かることができます。
画像は、粟津温泉で最も有名な旅館「法師」です。粟津温泉が開湯された年にオープンした、日本で最も古い旅館の1つです。1300年という歴史の中で、ここ粟津温泉には、400年前に恋を成就した「おっしょべ恋物語」というのがあります。それにちなんで、粟津温泉では恋人の聖地として人気を呼んでいます。
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加賀温泉でゆるりとしたひと時を…
いかがでしたでしょうか?加賀温泉郷といっても、いろんな温泉地が存在することを知っていただけましたでしょうか。新幹線が開通したので、「北陸湯治の旅」に出るのも粋かもしれませんね。筆者は1日に5回温泉に入ったら見事に湯あたりしたので、2、3日に分けて楽しむことをオススメします。温泉って素敵。
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