海だけじゃない!手つかずの自然の宝庫「ニューカレドニア」を遊び尽くす7つの方法

海だけじゃない!手つかずの自然の宝庫「ニューカレドニア」を遊び尽くす7つの方法

ロマンチックな水上コテージでのハネムーンや、離島のビーチでの休日などを目的に訪れる方が多い「ニューカレドニア」。でもその魅力は、美しい海だけに留まりません。特に、起伏に富んだ地形や気候を有する本島には知られざる魅力がまだまだいっぱい。トレッキングや乗馬といった陸のアクティビティから、マングローブやラグーンの空からの遊覧など、ニューカレドニアの自然を遊び尽くす方法を、厳選してご紹介します。

天国にいちばん近い島・ニューカレドニア

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成田や関空から直行便で約8時間30分。南太平洋に浮かぶフランス領の島々「ニューカレドニア」は、小説や映画でもその美しさを紹介され、「天国にいちばん近い島」などと呼ばれるようにもなった、文字通りの地上の楽園です。

ロマンチックな水上コテージでのハネムーンや、「ウベア島」や「イル・デ・パン」といった離島のビーチでの休日などを目的に訪れる方が多い旅先ですが、その魅力は、白砂と、青や緑のグラデーションが見られる海の素敵さに留まりません。

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特に、本島の「グランドテール島」は起伏に富んだ地形と気候の特性を持ち、恐竜の時代にも遡るという太古からの自然景観の豊かさを様々な形で体験することができます。

シュノーケリングやダイビングといった海のアクティビティ以外にも、トレッキングや乗馬、ゴルフといった陸のアクティビティ、空からの遊覧など、ニューカレドニアの自然を遊び尽くす方法を、厳選してご紹介します。

①空から「ハート型のマングローブ」の写真を撮る

photo by Ishikawa Takuya
まずは、こちら。何だかおわかりになりますか? 本島北部・西海岸の「ヴォー」と呼ばれるエリアで見られるマングローブです。マングローブとは、海水と淡水が混ざり合う汽水域に棲息する植物の森のこと。これら植物が、海から陸の浸食を防ぎ、互いの生態系を守る役割を果たすのです。セスナでのツアーなどで上空からアクセスできるマングローブ・・・よく眺めると、気になる形が目に入ってきませんでしょうか?
photo by Ishikawa Takuya
そう。ここでは、なんと「ハート型のマングローブ」が見られるんです。ニューカレドニアのシンボルにもなっているこちらは、潮の流れの関係で偶然に塩分濃度が濃くなった部分に植物が生えず、それが遠く上空から眺めるとこんなにもきれいなハートに見えるというわけなんです。

②降るような星たちの中に「南十字星」を探す

photo by Ishikawa Takuya
続けてご紹介するのは、南半球ならではの「スターゲイジング(天体観測)」。南半球に位置するニューカレドニアでは、「南十字星」をはじめとする日本では沖縄など一部でしか見られない星座も観察することができます。

豊かな自然が手つかずのまま残るエリアの多いニューカレドニアでは、街の光などがない分だけ、美しい星たちをより一層、くっきりと眺められるんです。星座早見表を片手に観測するのもいいですが、専門のツアーに参加して知らない星の数々を教わるのも楽しいもの。月明かりに星たちの輝きが邪魔されない新月が狙い目です。

③セスナやヘリから、世界遺産の「ラグーン」を眺める

photo by Ishikawa Takuya
そして、是非、体験してみていただきたいのがセスナやヘリコプターからの「ラグーン(環礁)」の遊覧。ニューカレドニアは、1600キロにおよぶ長さの「バリアリーフ(堡礁)」に囲まれており、その内側のラグーンは総面積2万3400平方キロと、世界最大規模を誇ります。
photo by Ishikawa Takuya
島周辺の6つの海域のラグーンは、2008年にユネスコ世界遺産の自然遺産にも登録されているんです。そんなラグーンを空から眺める遊覧飛行は、圧巻の一言。エメラルドグリーンやコバルトブルーなど様々な色彩を見せる海の美しさに息を呑むこと間違いなし。ちょっぴりスリルはありますが、「No Door」のオプションを選べば、さえぎるものなくプロ顔負けの写真撮影もできちゃいますよ。

④太古の自然が残る「リビエール・ブルー州立公園」を歩く

photo by Ishikawa Takuya
恐竜の時代に遡るというニューカレドニアの自然の多様性を歩いて体感するのもオススメです。その魅力を存分に感じ取れる場所の一つが、本島南部の「リビエール・ブルー州立公園」。

首都ヌメアから車で約1時間半ほど南下したところに所在する広大な自然保護区域で、エリア内には絶滅危惧種の国鳥「カグー」をはじめ、ニューカレドニア固有の動植物の宝庫となっています。鉄分を含む赤土の大地と、豊かな緑のコントラストがなんとも鮮やかで、海辺とはまた異なる感動を与えてくれます。

園名の「リビエール・ブルー」は、フランス語で「青い川」の意味なのですが、実は園内には「白い川」もあるんです。園内では他にも、樹齢1000年を超えるという「グラン・カオリ(カオリの樹)」など、太古の時代の名残を感じさせる存在との出会いもあります。photo by Ishikawa Takuya

園名の「リビエール・ブルー」は、フランス語で「青い川」の意味なのですが、実は園内には「白い川」もあるんです。園内では他にも、樹齢1000年を超えるという「グラン・カオリ(カオリの樹)」など、太古の時代の名残を感じさせる存在との出会いもあります。

公園から、さらに30分ほど南下した先にある「マドレーヌの滝」。マイナスイオンが降り注ぐ大自然の中のトレッキングは、最高に気持ちがいいんです。リビエール・ブルー州立公園にはレンタサイクルもあり、自転車でまわるのもまた良いものです。photo by Ishikawa Takuya

公園から、さらに30分ほど南下した先にある「マドレーヌの滝」。マイナスイオンが降り注ぐ大自然の中のトレッキングは、最高に気持ちがいいんです。リビエール・ブルー州立公園にはレンタサイクルもあり、自転車でまわるのもまた良いものです。

⑤カヌーで「沈める森」こと「ヤテ湖」を渡る

photo by Ishikawa Takuya
リビエール・ブルー州立公園内の「ヤテ湖」も必見です。こちらは川をせきとめて作った
人造湖で、その際に森の一部が水に沈んだことから「沈める森」とも呼ばれています。印象的なのは、湖中に立つ木々。本来、水の中で朽ちるはずのところ、腐らずに残り、独特の景観を作り出しているのです。
リビエール・ブルー州立公園では、そんなヤテ湖を含め、川をカヌーで探検することも可能。鬱蒼と茂る樹々の中を、マイペースで漕ぎすすむうちに、ワイルドな森や山といったニューカレドニアのまだあまり知られていない顔に、どんどん親近感が湧き、大好きになっていくことと思います。photo by Ishikawa Takuya

リビエール・ブルー州立公園では、そんなヤテ湖を含め、川をカヌーで探検することも可能。鬱蒼と茂る樹々の中を、マイペースで漕ぎすすむうちに、ワイルドな森や山といったニューカレドニアのまだあまり知られていない顔に、どんどん親近感が湧き、大好きになっていくことと思います。

⑥知る人ぞ知る無人島「イエンガ島」を訪ねてみる

『天国にいちばん近い島』の舞台として知られる「ウベア島」や、天然のプール「ピッシンヌ・ナチュレル」をはじめとする数々の美しいスポットを有する「イル・デ・パン」など、“定番”の離島も、もちろん素敵ですが、さらに手つかずの自然を求め、知る人ぞ知る離島に渡ってみるのはいかがでしょうか。photo by Ishikawa Takuya

『天国にいちばん近い島』の舞台として知られる「ウベア島」や、天然のプール「ピッシンヌ・ナチュレル」をはじめとする数々の美しいスポットを有する「イル・デ・パン」など、“定番”の離島も、もちろん素敵ですが、さらに手つかずの自然を求め、知る人ぞ知る離島に渡ってみるのはいかがでしょうか。

写真は、本島北部・東海岸「ヤンゲン」から行ける離島「イエンガ島」。ヤンゲンは、奇石が連なり神話も多く残される、ワイルドな魅力溢れるエリア。ボートで10分ほどで到着するイエンガ島は、シュノーケリングのベストポイントで、素潜りでも、竜宮城を思わせるような熱帯魚の数々に出会うことができます。何より、まだほとんど観光客に知られていない“秘境”とあって、真っ白なパウダーサンドの浜をひとりじめにして楽しめます。ダブルリーフと呼ばれる二重のサンゴ礁に守られた美しい海を、周囲の喧噪にわずらわされることなく思いきりリラックスして味わうひとときは「最高!」の一言に尽きます。photo by Ishikawa Takuya

写真は、本島北部・東海岸「ヤンゲン」から行ける離島「イエンガ島」。ヤンゲンは、奇石が連なり神話も多く残される、ワイルドな魅力溢れるエリア。ボートで10分ほどで到着するイエンガ島は、シュノーケリングのベストポイントで、素潜りでも、竜宮城を思わせるような熱帯魚の数々に出会うことができます。

何より、まだほとんど観光客に知られていない“秘境”とあって、真っ白なパウダーサンドの浜をひとりじめにして楽しめます。ダブルリーフと呼ばれる二重のサンゴ礁に守られた美しい海を、周囲の喧噪にわずらわされることなく思いきりリラックスして味わうひとときは「最高!」の一言に尽きます。

⑦「ブーライユ」で「ストックマン」気分の乗馬体験

最後にご紹介するのは、現地の言葉では「ストックマン」と呼ばれる「カウボーイ」と共に行く「乗馬ツアー」。本島中部に位置する「ブーライユ」はニューカレドニア第2の都市で、19世紀に開拓者の子孫たちが繁栄させた牧畜と農業が今も産業として息づいています。緑豊かな谷間には、大規模農場やストックマンが牛追いをする広大な牧場が点在。© M. Dosdane / NCTPS

最後にご紹介するのは、現地の言葉では「ストックマン」と呼ばれる「カウボーイ」と共に行く「乗馬ツアー」。本島中部に位置する「ブーライユ」はニューカレドニア第2の都市で、19世紀に開拓者の子孫たちが繁栄させた牧畜と農業が今も産業として息づいています。緑豊かな谷間には、大規模農場やストックマンが牛追いをする広大な牧場が点在。

ニアウリ林や小高い山などをのんびりといく乗馬ツアーもあり、人気を博しています。ブーライユは、すぐ近くに世界遺産登録されたラグーンもあり、ジュゴンやウミガメなどに出会える可能性もあるとあって、今、大注目の行き先の一つでもあるんです。© S. Ducandas / NCTPS

ニアウリ林や小高い山などをのんびりといく乗馬ツアーもあり、人気を博しています。ブーライユは、すぐ近くに世界遺産登録されたラグーンもあり、ジュゴンやウミガメなどに出会える可能性もあるとあって、今、大注目の行き先の一つでもあるんです。

いかがでしたか?

いかがでしたでしょうか。自然豊かなニューカレドニアを、多種多様に遊び尽くす方法を厳選してご紹介しました。フランス領であったニューカレドニアは、その影響からグルメやショッピングなど町遊びの面でも魅力たっぷり。どんな旅スタイルにも対応できる素敵な旅先ニューカレドニアに、あなたも是非、足を運んでみてくださいね。photo by Ishikawa Takuya

いかがでしたでしょうか。自然豊かなニューカレドニアを、多種多様に遊び尽くす方法を厳選してご紹介しました。フランス領であったニューカレドニアは、その影響からグルメやショッピングなど町遊びの面でも魅力たっぷり。どんな旅スタイルにも対応できる素敵な旅先ニューカレドニアに、あなたも是非、足を運んでみてくださいね。

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