東京駅は、プラットフォームの数が日本一多い巨大な駅ですが、更にショッピング街や飲食店街が混在し、迷路のようになっています。今回は、東京駅で迷子にならないポイントやお勧めスポットをご紹介します。
1.東京駅の構造
東京駅構内図です。これを見ただけでは、さっぱり分からないですね。
各階ごとの平面図を見た方がわかりやすいかもしれません。
東京駅構内 平面図 1階(PDF)
地図の方向が「大阪方面」「上野方面」と表記されているのが、鉄道の駅らしいですね。
東京駅構内 平面図 地下1階(PDF)
地下もとっても広い! 歩く距離が多いので、ひとつ方向を間違えると歩き疲れてしまうなんてこともあります。
2.東京駅の歩き方
東京駅はやみくもに歩くと絶対に迷います。しかし、ちょっとしたコツをつかめば、地図を見てもすぐに目的地へたどり着けるようになりますよ。
案内板を目印にしよう
乗り換え間違えを防止するために、各路線で案内表示の色が決まっています。乗りたい路線の色が分かれば、すぐに目につきます。東京駅構内では、上を見ているとあちこちに看板があるので、矢印にそって進んで下さい。
■ 各路線のイメージ
- ・山手線・・・・・・・・・・黄緑
- ・中央線・・・・・・・・・・朱色
- ・京浜東北線・・・・・・・・水色
- ・東海道本線・・・・・・・・オレンジ
- ・横須賀線・総武線快速・・・青
- ・京葉線・・・・・・・・・・赤
- ・武蔵野線・・・・・・・・・朱色
東京駅で覚えておいた方がよい改札口
東京駅で覚えておきたい改札口(出口)は、「八重洲口」と「丸の内口」です。他に日本橋口もありますが、こちらは東西線への乗り換え以外あまり使用しません。また、上の画像を見れば分かるように、「北自由通路」で、八重洲北口から丸の内北口へ通り抜けが可能です。覚えておくと便利かもしれません。
八重洲口は、新幹線に近い方の改札口と言えば分かりやすいでしょうか。改札口を出ると、百貨店の大丸や「東京駅一番街」内にあるおみやげプラザ・TOKYO Me+(トウキョウミタス)があります。他にもお土産屋やレストランがいっぱい。東京駅の改札をわざわざ出てもショッピングしたいお店ばかりです。
丸の内口は、東京ステーションホテルがある出口です。写真のように円形のちょっとレトロな空間に出くわしたら、そこが丸の内中央口です。丸ビル・新丸ビルなどの施設があります。お土産屋さんというよりは、グルメ・ショッピング中心です。
3.乗り換えの注意点
京葉線・横須賀線・総武線快速の乗り換え
東京駅で京葉線に乗り換えて、ディズニーランドへ行く人は多いと思いますが、京葉線の東京駅は、駅ひとつ分歩くのでないか・・・と思うほど遠いです。このように長い動く歩道が設置されているぐらい。京葉線は新しくできた路線なので、東京駅の中でも端っこの地下4階に設置されています。
こちらは、横須賀線・総武線快速のホームへ向かう長いエスカレーター。地下5階がホームです。
もし、このホームから京葉線ホームまで歩いたら、20分ぐらいは掛かるのではないでしょうか。
東京メトロ・丸の内線と東西線の乗り換え
東京メトロ・丸の内線への乗り換えは、地下一階の「丸の内地下中央口」を出たらすぐです。横須賀線・総武線快速を目印に行くと分かりやすいです。新幹線や在来線、八重洲口から歩いていくと、10分はかかると思って下さい。京葉線のホームからだと、20分はかかると見ておいてください。
東京駅から東西線に乗り換えるには、「日本橋口」から出てください。ポイントは、東西線の「大手町駅」へ向かうこと。東西線の東京駅はありません。日本橋改札口からは約10分で到着しますが、日本橋口も東京駅の中では端の方にあるので、時間に余裕をもって乗り換え下さい。
4.東京駅構内でお土産、グルメを楽しもう!
東京駅構内には、5つの商業施設があります。東京駅限定のお土産やお弁当にレストランまで。改札口を出なくても、充分に楽しむことができます。
(1) GRANSTA (グランスタ)
「グランスタ」は、名店の味が気軽に味わえるショッピングゾーンです。丸の内と八重洲は、このグランスタにより結ばれています。
有名店のスイーツや雑貨、日本酒や酢のスタンドバーなど、個性的な50のショップと3つの期間限定ショップが揃い、うち7店舗はグランスタ限定ブランドです。
■ 基本情報
- ・名称: GRANSTA (グランスタ)
- ・場所: 東京駅改札内地下1階
- ・営業時間: [月曜~土曜] 8:00~22:00 (一部店舗は7:00~) [日曜・祝日] 8:00~21:00 (一部店舗は7:00~)
- ・公式サイトURL: http://gransta.jp/
(2) GRANSTA DINING (グランスタ ダイニング)
グランスタダイニングは、「日本の台所」のおもてなしをコンセプトに、蕎麦・中華・イタリアンなどの名店とコラボレーションしたレストラン、弁当・スウィーツ・ドリンクバー・セレクトショップなど16のショップで構成されています。
憧れの食堂車を当時運営していた「日本食堂」が、食堂車をテーマにした洋食レストランを東京駅に再現しオープンしました。ノスタルジックな雰囲気の店内で、美味しい洋食メニューを味わうことができます。
■ 基本情報
- ・名称: GRANSTA DINING (グランスタ ダイニング)
- ・場所: 東京駅改札内1階「ノースコート」
- ※新幹線中央乗換口から在来線改札内へ降りてすぐ
- ・営業時間: 7:00~22:30 (一部店舗は6:30~)
- ・公式サイトURL: http://www.gransta.jp/dining/
(3) ecute Tokyo(エキュート東京)
「東京人におくるニッポンRe-STANDARD」をコンセプトに、全国各地から世界に誇れる日本のいいモノを揃えています。新ブランド10ショップ、東京初出店6ショップなど、合計31ショップが出店しています。
場所は、東京駅1階の、中央通路と南通路の間にあります。宇治茶の老舗「京都宇治 森半」や、奈良で話題の店「奈良 天平庵」、東京・亀戸天神のくず餅屋「船橋屋 こよみ」など、全国各地の人気店が勢揃い。
■ 基本情報
- ・名称: ecute Tokyo(エキュート東京)
- ・場所: 1階「サウスコート」
- ・営業時間: [スイーツ] 8:00~22:00(21:30)
- [フード] 8:00~22:00(21:30)
- [フードライブ] 8:00~22:00(21:30)
- [ベーカリーカフェ/ブックカフェ] 7:00~22:00(21:30)
- [グッズ] 9:00~22:00(21:30)
- ※( )内の時間は、日曜・祝日の閉店時間
- ・公式サイトURL: http://www.ecute.jp/tokyo/
(4) KeiyoStreet(京葉ストリート)
「KeiyoStreet」は、26の店舗が軒を連ねるショッピングゾーンです。 心と身体に優しいスイーツやお惣菜などが並びます。照明のLED導入や壁面の緑化など、環境に配慮した店作りも特徴です。
写真は「ドミニク・サブロン マルシェ」のパン。パリの三ツ星レストランで使われている種類豊富なパンは、厳選素材を使いオーガニックにこだわっています。
■ 基本情報
- ・名称: KeiyoStreet(京葉ストリート)
- ・場所: 八重洲南口近く
- ・営業時間: [スイーツ] 8:00~22:00
- [デリ] 8:00~22:00
- [ベーカリー・カフェ] 7:00~22:00
- [レストラン・カフェ] 7:00~23:00
- [グッズ・ウェア] 8:00~22:00
- ・公式サイトURL: http://www.j-retail.jp/brand/keiyostreet/
(5) セントラルストリート
「セントラルストリート」のコンセプトは「Link Japan」。人と人、都心と地方をつなぎ、日本と海外をつなぐ、そんなご縁の結び目でありたいという気持ちを込めて、銘菓や駅弁、雑貨などを販売しています。
「駅弁屋 祭」では、関東、東北地方の駅弁や東京土産などが所狭しと並べられています。
■ 基本情報
- ・名称: セントラルストリート
- ・場所: 東京駅改札内1階中央通路
- ・営業時間: ●駅弁屋 祭 5:30~23:00 (全日)
- ●駅弁屋 踊 5:30~21:00 (全日)
- ●東京百貨 7:00~22:30 (全日)
- ●銘菓紀行 5:30~21:30 (全日)
- ●KIOSK+i 6:50~23:30 (全日)
- ・公式サイトURL: http://www.tokyoinfo.com/shopl?a=102
いかがでしたか? 迷宮と言われる東京駅ですが、ポイントさえ押さえておけば、構内には飲食店やショップが数多くありますので、迷うことなく楽しく過ごすことができます。是非一度遊びに出かけてみて下さい。
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