正雲寺は、仙台駅東側の多くのお寺が集まった新寺通り沿いにある浄土宗のお寺です。歴史を感じさせる重厚な山門を入ると、薄緑色の屋根が印象的な本堂が訪れる人を迎えてくれます。仙台の街ができてすぐの江戸初期に開山した歴史のあるお寺で、大晦日には除夜の鐘を突きに多くの市民も訪れます。また、お寺のすぐ裏側には、車が入れない新寺小路緑道が通っており、緑に囲まれた遊歩道で、歴史のあるお寺を巡ることもできます。ここでは、そんな正雲寺について紹介しています。
正雲寺とは
また、正雲寺の入口は交通量の多い4車線通りの新寺通り沿い、ちょうど歩道橋のある交差点の近くにあります。そして、入口を入ってすぐの場所にある歴史を感じさせる山門を抜けると、正面に薄緑色の銅屋根が印象的な本堂があります。この本堂の入り口の両脇には細長いシュロの木が植えられており、訪れる人を迎えています。ちょうど正雲寺の裏側には、車が入れない昔ながらの新寺小道を通っており、緑の中のこの遊歩道歩いて近くのお寺を巡る人もいます。
また、境内にある鐘楼も古さを感じさせるもの。この鐘は、大晦日には多くの仙台市民が除夜の鐘を突きに訪れています。さらに、山門を入ってすぐの場所には、2つの石でできた仏像がありますが、その前には「南無阿弥陀仏」と彫られた輪廻車が廻るようになった石柱があります。この輪廻車を回すだけでお経を読んだことになり、功徳をもたらしてくれるそうです。昔は、文字を読めない多くの信心深い人達が、この輪廻車を回したことでしょう。
新寺小路緑道は、仙台駅に近い報恩寺近くの公園から、幾つものお寺に隣接した場所を通って、正雲寺の隣りの道仁寺に隣接した公園まで通じています。お寺の境内の樹木に囲まれ、さらに小路沿いには公園のように樹木が植えられているので、都会の真ん中にありながら別世界。静かな雰囲気の中で、歴史のあるお寺を巡ることができます。正雲寺のちょうど裏側を通っているので、訪れた際にはぜひこの小路も歩いてみてください。
正雲寺へのアクセス
また、正雲寺の入口は新寺通り沿いですが、この新寺通りは、西側は仙台駅南側の五橋交差点で仙台の繁華街へ通じる道路と接続し、東側は国道4号線にも接続しています。そして、お寺には駐車場がありませんが、近くにはコインパークが幾つもあるので車で行く場合は利用してください。なお、正雲寺の裏側を通じる新寺小路緑道近くのコインパークがおすすめです。新寺通り沿いにある、歴史の古いお寺を散策するのにも便利です。
仙台の寺町散策に出かけませんか
詳細情報
【住所】 〒984-0051 宮城県仙台市若林区新寺5丁目8-37
【TEL】 022-256-6421
【アクセス】 JR仙石線 榴ヶ岡駅から0.3km
【宗派】 浄土宗
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