クリスマスの本場はヨーロッパ!中でもドイツのクリスマスマーケットは世界最大のものから最古のものまで、全国150ヶ所で開かれる一大イベントになっています。そんなクリスマスの本場ドイツのクリスマスマーケットの楽しみ方とおすすめ都市8選をまとめました。日本とは全く違うクリスマスの雰囲気を楽しめますよ。
本場ドイツのクリスマスマーケット
ヨーロッパでは大事なイベントである「クリスマス」。11月末~12月のクリスマスまで開催される「クリスマスマーケット」は、
ドイツが発祥と言われ、
ドイツ国内には150ものクリスマスマーケットが存在するほど。ちなみに
ドイツ語では「Weihnachtsmarkt(ヴァイナハツ・マルクト)」と言います。
楽しみたいもの
ドイツのクリスマスマーケットには、楽しみたいものがたくさん!ピックアップしてご紹介していきます。
【クリスマスタワー】
クリスマスマーケットは、「クリスマスタワー」と呼ばれる仮設の塔を中心に作られるのが一般的です。タワーはクリスマスらしいデザインや飾りつけになっているので、マーケットに行ったら必見のスポットと言えます。
【シュトーレン】
レーズンやレモンピール、ナッツなどが入ったしっとりとした
ケーキに、白い粉砂糖をかけたもの。
ドイツではショートケーキではなく、この「シュトーレン」をクリスマスに食べます。
【レープクーヘン】
こちらも定番のクリスマス菓子「レープクーヘン」。蜂蜜や香辛料、オレンジ・レモンの皮やナッツを使ったクッキーで、クリスマスに飾ることで有名です。また、形や材料の割合によって名前が変わるんだとか。
【グリューワイン】
クリスマスマーケットのいたるところで売られているのが、「グリューワイン」。いわゆる「ホットワイン」で、シナモンやオレンジなどのスパイスが入っていることが多いです。寒い冬に持って来いのホットドリンクです。
【マグカップ】
グリューワインは普通マグカップに入れて渡してくれます。飲み終わった後に返却すればデポジットが返ってくる仕組みですが、そのまま持ち帰ることも可能。マーケットによって柄が違うので、色々集めるのも楽しそうです。
【クリッペ】
クリスマスマーケットでよく見かける、キリストやマリアなどのミニチュアの人形の家。これは「クリッペ」と呼ばれる、キリストの生誕シーンをあらわしたもの。中には等身大のものもあります。
クリスマスマーケットの有名な町8選
本場
ドイツで有名なクリスマスマーケットと言えば、「世界一有名なニュルンベルク」、「世界最大の
シュトゥットガルト」、「世界最古の
ドレスデン」の3大クリスマスマーケット。他にも150以上のクリスマスマーケットが存在するそうですが、今回はその中から
ドイツ3大マーケットを含むクリスマスマーケット8ヶ所を紹介します。
1、シュトゥットガルト(Stuttgart)
世界最大のクリスマスマーケットと称される
ドイツ南西部の都市「
シュトゥットガルト」のクリスマスマーケット。最も美しいクリスマスマーケットとも言われ、マルクト広場とシラー広場で行われるマーケットでは数多くの屋台が並びます。
- Paracelsusstraße 89, 70599 Stuttgart, Germany
2、ニュルンベルク(Nuremberg)
ドイツ南部バイエルン州第2の都市「ニュルンベルク」。この町のマーケットは、規模は大きくないものの「世界で一番有名なクリスマスマーケット」と言われ、世界中から観光客が集まります。通常
ドイツでは市長が開場宣言を行いますが、ニュルンベルクでは「クリストキント」と呼ばれる黄金の天使が現れてマーケットの開催を高らかに宣言します。
3、ドレスデン(Dresden)
「世界最古のクリスマスマーケット」と言われるマーケットがあるのは、
ドイツ東部の都市「
ドレスデン」。上でも紹介した
ドイツのクリスマスケーキ「シュトーレン」は、1400年ごろに
ドレスデンで生まれたそうです。それだけ伝統のあるクリスマスマーケットなんですね。
- Altmarkt 23, 01067 Dresden, Germany
4、カウフボイレン(Kaufbeuren)
ミュンヘンから電車で1時間ほどの場所にある町「カウフボイレン」。歩いて周れてしまう小さな町ですが、クリスマスマーケットはとても有名で、特に直径8m、重さ2トンにもなる”世界最大”のクリスマスリースは必見です。
知る人ぞ知る小さな町!「カウフボイレン」美しい中世の町並みが魅力 | RETRIP
retrip.jp
ミュンヘンから電車で1時間、そこには知る人ぞ知る小さな街があります。その名もカウフボイレン。街並みは赤茶色の屋根に統一され、中世を思わせるようなかわいらしい建物が並んでいます。そんな小さな町ですが、もっている魅力は町の大きさに似合わないほど大きいんです!
5、ローテンブルグ(Rothenburg)
南部の町「ローテンブルグ」もおすすめのマーケットの一つ。なんと言っても街並みがかわいいのが特徴で、木組みの家や石畳の路地はクリスマスが近づくと装飾されてより一層素敵な雰囲気に。「ドイツで最も美しいと讃えられるクリスマスマーケット」です。
ロマンチックなクリスマスの街。絵本の世界のようなドイツの絶景「ローテンベルク」 | RETRIP
retrip.jp
絵本の中に飛び込んだかのような気分を味わえる、ロマンチックなドイツの街「ローテンブルク」。クリスマスになると、街全体がライトアップされクリスマスムード一色になる。その光景は、小さい頃に絵本の中に描かれていた風景そのまんま!世界一、ロマンチックな街といっても過言ではないかもしれませんね・・・♪
6、ケルン(Cologne)
ユニークなクリスマスマーケットが定評のある「
ケルン」は、大聖堂前のマーケット以外にも、子供が喜ぶメルヘンマーケッ、大道芸人や道化師などに出会える中世クリスマスマーケット、そしてライン川に浮かぶ船上マーケットなど、ここにしか無い楽しいマーケットが味わえます。
7、ミュンヘン(Munich)
ドイツ第3の都市「
ミュンヘン」のクリスマスマーケットはにぎやか。広場には電球で飾られた巨大クリスマスツリーが現れ、市庁舎からはコーラス隊によるクリスマス音楽が聞こえてきます。また、
ミュンヘンのクリスマスマーケットは、特に
ドイツで最大規模といわれるクリッペマーケットが有名です。
8、フランクフルト(Frankfurt)
フランクフルトのレーマー広場で行われるクリスマスマーケットは、
ドイツの文豪「ゲーテ」も楽しんだと言われる最古のマーケットの一つで、1393年にスタートしました。現代的な都市の中に広がる絵本のような世界では、ロマンチックな気分にひたれること間違いなし。
様々な場所で開催されるクリスマスマーケット。どの都市に行くか迷います・・・。ちなみに、基本的に12月24日の昼ごろに終わるところが多いので注意しましょう。
日本からの行き方
日本から
ドイツへの直行便は
ミュンヘン、
フランクフルト、
デュッセルドルフの3都市に飛んでいます。いずれも
成田から12時間程度です。そこから各都市へは飛行機、または電車で行くことが可能です。
また、クリスマスマーケットのツアーも各旅行代理店で扱っていて、5~7日で20万円前後のところが多いようです。※値段は変動します。
クリスマスマーケットを楽しむなら、直行便のある
ミュンヘンから周囲のニュルンベルクなどへ足を伸ばしたり、または
フランクフルトから
ケルンに行くなどのコースが回りやすいかもしれません。
今年のクリスマスはドイツで過ごさない?
いかがでしたでしょうか。本場のクリスマスは
日本のものよりも豪華で壮大ですよね。今年のクリスマスは
ドイツへ足を運んでみては?なお、クリスマスマーケットの時期はとても冷えるので、防寒具の準備は万端に。クリスマスだけしか味わえない特別な雰囲気を楽しみましょう。
最近のコメント