ハバナ旧市街やカリブ海のビーチリゾートなど独特の雰囲気がたまらない中南米の国「キューバ」。そんなキューバにはまるでジュラシックパークの世界のような美しい絶景が存在していました!その場所の名前は「ビニャーレス渓谷」。一体、どんな場所なのでしょうか。
人々を魅了してやまない国、キューバ。
中南米エリアに属し、カリブ海に面した島国「キューバ」。キューバ危機やアメリカとの国交回復など、現代でも注目され続けている国です。日本ではバレーボールや野球など、スポーツが強い国としても知られていますよね。
そんなキューバは、街全体が世界遺産に登録されているハバナ旧市街が最も有名な観光スポットとなっています。昔の映画に出てきた古いクラシックカーが街中を走っており、なんだかタイムスリップしたような気分になります。
一方でカリブ海に面した国ならではの絶景スポットも。キューバ最大のリゾート地バラデロや、知る人ぞ知る絶景ビーチがあるプラヤパライソなど、真っ青で美しいビーチがたくさん存在する場所でもあるんです。
今回はそんなキューバに隠されたある秘境スポットをご紹介。そこはまるで古代の景色を彷彿とさせる場所だったのです。一体、どんな場所なのでしょうか。
キューバに隠された絶景「ビニャーレス渓谷」とは
今回紹介するのは、キューバに隠された絶景スポット「ビニャーレス渓谷」。ピナール・デル・リオの街から約30kmほどの地点にある場所で、1999年にはユネスコ世界遺産にも登録されている渓谷です。
この「ビニャーレス渓谷」はタバコ農園や鍾乳洞の洞窟など、キューバならではの見所がたくさんある観光スポットでもあります。キューバの代名詞でもある葉巻の工場もあるのだとか。
まるで現代の桃源郷のような風景!
世界遺産にも登録されている「ビニャーレス渓谷」。一番の魅力は、何と言ってもその風景です。「ビニャーレス渓谷」にある「ロス・ハスミネス展望台」からあたりを眺めてみれば、そこにはまるで現代の桃源郷とも言える美しい景色が広がっています。
ある人はこの景色を、映画ジュラシックパークのようだと言っていました。それもそのはず、この「ビニャーレス渓谷」を見てみると今にも恐竜が出てきそうな古代の風景を彷彿とさせる景色なのです。
この場所で飼われている馬や、キューバならではのクラシックカーもこの景色とマッチしておりとてもフォトジェニックですね。まさにタイムスリップしたかのような気分を味わうことのできる絶景です。
「ムラル壁画」と「インディオの洞窟」も見どころ!
「ビニャーレス渓谷」に存在する壁画も特徴的。この地にある「ムラル壁画」は1961年にフィデル・カストロの思いから製作された壁画で、メキシコの壁画運動の第一人者であるディエゴ・リベラとその弟子によって描かれたものなのだとか。
恐竜や人間、アンモナイトなど先史時代をイメージして描かれたそうです。どこか不思議な雰囲気を醸し出していますね。
また「ビニャーレス渓谷」で観光客の立ち入りが許されている「インディオの洞窟」も見どころ。この「インディオの洞窟」は、かつては先住民が住居として、そして独立戦争時には革命家が身をひそめる場所として使っていたとも言われている洞窟です。
様々な境遇の人々が時代を超えて使用してきた洞窟には、どこか人間のパワーを感じます。一見の価値あり。
ハバナからはどうやって行くの?
そんな魅力がたっぷり詰まった「ビニャーレス渓谷」。この場所へはどうやって行くの?首都ハバナからは近いの?ここではそんな疑問にお答えします。
ここ「ビニャーレス渓谷」は首都ハバナから車でおよそ2時間半。ホテル内の旅行会社で日帰りバスツアーを申し込むのが一般的なルートなのだそう。キューバはインターネットがほとんど使えない国であるため、初めてキューバを訪れる方は事前に日本でツアーに申し込んでおくか、現地のツアー会社で予約を取るのがベストな方法と言えるでしょう。
ちなみに値段は会社によりますがおよそ7,000円〜25,000円まで。ツアー会社やツアー内容によって金額が変わるので、よく吟味して自分の旅行に見合ったプランを選んでみてくださいね。
タイムスリップ、してみない?
いかがでしたか?
「ビニャーレス渓谷」はキューバに存在する現代の桃源郷のような景色を持つ場所。キューバへ行くなら一度は訪れておきたい場所ですね。皆さんも是非、ここ「ビニャーレス渓谷」でタイムスリップした気分を味わってみては?
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