当時にタイムスリップ!「海軍さんの散歩道」まち歩きツアーで佐世保を巡る【長崎県・佐世保市】

長崎県佐世保市 海軍さんの散歩道  

鎮守府ってなに?

海軍さんの散歩道 明治16年、日本の西域を守る鎮守府を探すために東郷平八郎が指揮する軍艦が佐世保港にやってきました。その後、明治19年に佐世保に鎮守府を設置することが正式に決まり、佐世保の近代化ストーリーが始まったのです。 鎮守府とはなかなか聞きなれない言葉ですが、どのような意味なのでしょうか。簡単に言うと「軍港の防備を司る高等司令部」です。佐世保湾は湾口が狭く水深の深い穏やかな湾であることから、軍港にふさわしい港と評価され、鎮守府となりました。佐世保の他には、横須賀・呉・舞鶴の都市に軍港が設置されました。

海軍さんの散歩道ツアーで、日本遺産「鎮守府」を巡ろう

長崎県佐世保市 海軍さんの散歩道 海軍さんの散歩道ツアーは、旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館などを起点とした計5キロのコースです。佐世保市内には、海軍発足からの歩みを展示する史料館や、海軍と関係の深い建築物が多く残っており、その歴史を辿るツアー内容になっています。 総監部内の施設となっている防空指揮所、鎮守府庁舎玄関跡、鎮守府庁表門、くらま食堂、渡り橋、海兵団兵舎などは、このツアーでのみ見学ができる場所です。

当時の雰囲気を体感できる防空指揮所

防空指揮所 中でも、1942年(昭和17年)に完成した、防空指揮所内部は必見です。地下2階、総面積約700平方メートルの規模。軍港周辺の見張所からの情報を統括し、高射砲台の砲戦指揮を行った施設です。 1945年(昭和20年)の佐世保空襲の際、佐世保庁舎は焼失したものの、防空指揮所は被害を免れ、現在も健在です。 入り口から放たれる異彩な空気。中に入ると、地下なのでかなり涼しいです。と同時に湿度も高く、独特な香りが漂います。何とも表現しがたい香りなのですが、中を歩いているとすぐに慣れます。 防空指揮所 作戦室 当時の防空指揮所作戦室 ガイドをしてくれた海上自衛隊のOBの方の説明によると、機密情報の漏洩防止のため、当時ここで働いていることは、家族も含め他者には他言してはならなかったそうです。 当たり前ですが、地下なので日が入ることもなく、1日中ここで過ごすというのは結構大変だっただろうなと感じました。壕内を見学しながら当時の話を聞いていると、ここで働いていた人たちの姿がよみがえってくるような気さえしました。 戦後の不審火で、内装は焼失しているものの、壕内にはどこに電話交換室や情報室などがあったか、どこで作戦を練っていたかなどの詳しい展示もあります。 防空指揮所 エアコン 内部には、当時としては珍しいエアコンも。かなり大きく、そして説明がないとエアコンとはわからない代物でした。また、実際に使用されていたトイレも残っています。当時としては珍しい、水洗トイレであったようです。 防空指揮所ではまさに当時にタイムスリップしたような、不思議な感覚を味わいました。なかなかこのような施設を見学できる機会がないので、貴重な体験ですね。海軍さんの散歩道ツアーの中でも、まさに目玉と思しき施設です。

昼食はくらま食堂で「佐世保鎮守府カレー」を

くらま食堂 ツアーの締めくくりは、2017年3月に引退した護衛艦「くらま」内の食堂をイメージしたくらま食堂での昼食。このツアーに参加した人しか食べられない、「佐世保鎮守府カレー」。 海軍では、長い航海で曜日感覚が失われないように、毎週金曜日はカレーを食べていたそうですね。カレーは、お皿ではなく、鉄板で食べるのがお決まりだったようです。 佐世保鎮守府カレー 食堂内部は護衛艦くらまの船内で使われていた装飾品が飾られており、それを眺めるのもまた楽しいですよ。 普段は一般の立ち入りが禁止されている海上自衛隊佐世保地方総監部敷地内の地下壕をはじめ、重厚な建物や設備を見学できる「海軍さんの散歩道」ツアー。当時にタイムスリップした気分を味わえるなど、非日常感にわくわくします。佐世保に行った際には、是非参加してみてはいかがでしょうか。
海軍さんの散歩道 まち歩きツアー コース: 旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館→下士官記念碑→海軍橋→海上自衛隊佐世保史料館→佐世保海上自衛隊総監部(海兵団庁舎・渡り橋・地下壕・鎮守府正門跡・くらま食堂にて昼食〈佐世保鎮守府カレー〉)…海兵団庁舎解散 日程:毎週金曜日※7日前までの要予約 料金:2,400円(ガイド料・昼食・保険含む) 所要時間:3時間30分 定員:20名(最小催行人数4名) ※2019年10月以降料金改定予定 ※顔写真付きの公的身分証が必要 お問い合わせ 佐世保観光情報センター TEL:0956-22-6630 (9:00〜18:00 年中無休)
[All Photos by (C)SASEBO]

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