広島県の宮島にある厳島神社は、平成8年12月に世界文化遺産に登録されました。
推古天皇元年(593年)に、佐伯鞍職(さえきくらもと)により創建されたと伝えられています。
社殿は、災害等により何度か立て替えられていますが、
平清盛が造営した当時の建築様式を忠実に守って再建されています。
厳島神社は海の上に建っていて、潮が満ちるとまるで海に浮かんでいるように見え、
山々の緑や海の青、本殿の朱とのコントラストが美しく、まるで竜宮城のようです。
厳島神社のある宮島は紅葉が美しいことでも有名で、
「安芸の宮島」と呼ばれ、日本三景の一つとなっています。
嚴島神社は、なぜ海上に建てられたのか?
593年、市杵嶋姫命(イチキシマヒメノミコト:宗像三女神の1人)から
「嚴島が欲しい。島に御殿を建てたい」という神託が、安芸国造佐伯鞍職(サエキノクラモト)に下ります。
そこで、鞍職は推古天皇に建立の許可をもらうため都に向かいます。
島を発つ際に姫から「帝の所に行けば、都の空に不思議な星が現れ笹の枝をくわえたカラスが帝の御殿に入るであろう。
それが私が建立を命じた証です。」と言われ、
その通り、帝の前に神鴉(コガラス)が現れ、無事に許可が下りたのでした。
島に帰ると弥山から黍団子をくわえた神鴉が飛んできて、建てる場所に連れて行ったとのことで、
その場所が、現在の厳島神社の場所になります。
厳島神社の住所や行き方・アクセス、営業時間、入場料など
住所:広島県廿日市市宮島町1−1
行き方・アクセス:広島駅からJR山陽本線の岩国行きに乗り宮島口駅で降ります。
駅からフェリー乗り場までは徒歩約15分。
フェリーに乗れば、目的地の嚴島までは約10分。
(フェリーの始発は6時25分から、料金は大人180円・小人90円となっています)
営業時間・開場時間:6:30−17:30(1月-2月) 6:30−18:00(3月-10/14) 6:30−17:30(10/15-11月) 6:30−17:00(12月)
利用料金や入場料 昇殿料:大人300円 高校生200円 小中学生100円
参考サイト:http://www.itsukushimajinja.jp/
*最新情報は必ずリンク先をご確認ください。
さらに詳しい情報はこちらから➡wondertrip「広島県観光なら「嚴島神社」は必見!行き方や予算、営業時間は?なぜ海上に建てられたの?」
最近のコメント