突然ですが、「にんじん」は何色と聞かれて、オレンジ以外を想い浮かぶことができますか?
実のところ、最近では写真のような茶色や紫色のにんじんも市場に出回るようになってきましたが、
こうした「オレンジ色でないにんじん」の方が品種としてはずっと古く、
私たちのよく知るあのオレンジ色は、品種改良の末に生まれたものだと知ってましたか?
品種改良の末にたどり着いたオランダ王家を讃える色
にんじんと言えばオレンジ色、これと同じくらいオレンジの印象が強い国オランダには、
「オレンジ家」という王家の家系がいるそうです。
この家系を讃える取り組みのひとつとして、
にんじんの品種改良が進められたという逸話が残っていました。
なんでも、中東原産で、17世紀イランから初めてオランダに持ち込まれたニンジンの色は「黒」だったとか。
そのにんじんをオランダのロイヤルカラーであるオレンジ色になるまで、
人工受粉を行って改良を加えました。
こうして出来上がったのが、誰もが知るあの鮮やかなオレンジ色なんだそうです。
詳しくはこちらから➡TABI LABO「じつは、にんじんのオレンジ色は「つくられたもの」だった」
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