
ニュージーランドの海岸線で、人々が発見したのは、謎のまあるい岩たちだった!!この奇妙な形をしている岩の名は”モエラキ・ボールダーズ(moeraki boulders)”。完璧に丸い形をしたものから、中がくりぬかれたような形のもの、完全に粉々になってしまったものまで存在している。なぜこのような形をしているのか、、、?ご紹介します!!
まるでGANTZの黒い玉!?あるいはエイリアンの卵なのか!?
モエラキ・ボールダーズは私が今まで見たなかで一番へんてこな天然の岩のフォーメーションです。地球侵略をたくらむエイリアンが、この海岸に上陸し卵を産み付けたかのようです。
『MOERAKI BOULDERS』(モエラキボルダー)と呼ばれる直系1m以上、
重さは2トンほどある、奇妙な球形の岩たちが転がっているんです。
「モエラキ」とはこの海岸名、「ボルダー」とは大きな岩という意味。
なんでこんなにまんまるなんだ??
実際は、その丸い岩は複合的な地質学的な結石で、砂と海で浸食されたものです。しかし、その巨大さとほぼ完璧な丸さはまったく不自然です。
ニュージーランドの先住民、マオリ(ポリネシア人の一派)の伝説によれば、これらの巨石は、1000年ほど前にニュージーランド沿岸で座礁した大カヌー船アライテウル号から岸に打ち寄せられたヒョウタン型をした、うなぎを入れる篭が流れついたものだと言う。
この地帯を調査した、科学者の話によると、これらの丸石は約6500万年前に形成された亀甲石凝固であるという。真珠ができる過程に似て、核となる荷電した微粒子の周囲に水晶化したカルシウムと炭素物質が徐々に集積し、約400万年の歳月を経てこの丸石が形成されたそうだ。
これら丸石を含む軟らかい泥石地層は約1500万年前に海底から隆起し、その後、風や雨、海の浸食作用によって泥石が洗い流され、浸食されない丸石だけが後に残されたとのこと。
不自然なくらい丸い石は6000万年の年月をかけて出来上がった自然に作られた石だそうですが、海岸には自然物だとは思えないくらい不釣合いな丸石がゴロゴロ転がった光景が広がっています。大きなものでは中に人が入れるくらいで、中に入って写真を撮るのが定番になっています。
どこに転がってるの??
ここは『Moeraki』(モエラキ)というビーチ。
オアマルからダニーデンに向かって進むとモエラキ・ボールダーズという不思議な丸石が転がる海岸があります。国道にいくつか看板が出ているのですぐわかると思います。
最近のコメント