
ツバルという国を海面上昇などのニュースで耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか?ココだけは押さえておきたい基本情報をお伝えします。
ツバルの基本情報とは
、オセアニアにある国家。首都はフナフティ。南太平洋のエリス諸島に位置する島国である。英連邦加盟国の一つであり、英連邦王国の一国たる立憲君主制国家。
独立国としてはバチカンの次に人口が少ないミニ国家の一つである。海抜が最高でも5mと低いため、海面が上昇したり、地盤沈下がおこったりすれば、国の存在そのものが脅かされることになる。
その美しい島々が失われてしまう前にどんな国なのか知っておきましょう。
①ツバルの歴史
ツバルに人類が到達したのは紀元前のことと考えられる。トンガやサモアなど西ポリネシアから航海カヌーでやってきたポリネシア人あるいはラピタ人がこの島々の最初の居住者である。
この国名には8つの島の人達が協力して国を作っていこうという意味が込められており、現地語でtuは「立ち上がる」、valuは「8」の意味である。これは、1978年にイギリスから独立した時にツバルで人が住める島が8つだったことに由来しています。
②ツバルの地理
オセアニアの地域区分において、ツバルの北方キリバスはミクロネシア、南方フィジーはメラネシアに区分されるが、ツバルはポリネシアに区分される。ツバルはフィジーの北およそ 1000 km にあり、4つのサンゴ礁に囲まれた島と5つの環礁からなる。
島々はおよそ 700 km にわたる火山弧をなし、主要な島々は互いに 125 km から 150 km ほど隔たっている。 これら点在する島々で土地は非常に少なく、面積は合わせておよそ 26 km2 に過ぎない。 これは世界で4番目に小さな国となる。
3月から11月までの東風の季節には暑さがやわらぐ。 ツバルは、土地が非常に貧弱な国でもあり、飲み水に適した水はほとんどありません。
③言語・通貨など
英語の他、ツバル語(ポリネシア系言語でサモア語に近い)を使用
ツバルには天然資源がほとんどないため、その収入の多くは海外の援助に頼っている。主要な産業は、漁業と観光業である。ただし、ツバルは他の国から遠く離れた場所にあるため、あまり多くの観光客は訪れない。
住民は、ほとんどがポリネシア人であり、わずかにミクロネシア人がいる。97%のツバル人は、プロテスタントのツバル教会のメンバーである。キリスト教ではあるが、いくつかの現地固有の宗教の要素が混じっています。
④時差・祝祭日・海面上昇など
現在の日本とツバルとの時差は、3時間です。日本の方が、3時間遅れています。
1月1日 元日 3月 第2月曜日 イギリス連邦の日 イースターの前の金曜日 聖金曜日 イースターの次の日 イースター・マンデー 5月13日 ゴスペルの日 6月 第2土曜日 女王誕生日 8月5日 子供の日 10月1日、10月2日 ツバルの日 独立記念日 11月11日 英国皇太子の誕生日 12月25日 クリスマス 12月26日 ボクシング・デー
ツバルは気候変動枠組条約 (UNFCCC) の下、海岸と集落の海面上昇に対する復元力の強化、塩害に強いタロイモの導入、水の確保など800万ドルあまりからなる行動計画を2007年に定め資金援助を受けています。
⑤ツバルの観光
日本よりフィジーを経て36時間かけてツバルの9つの島の中で首都がある島フナフチ島が飛行機の窓から視界に入って来た時、青い空、青い海に驚き、それ以上に驚いたのはぽっかりと浮かぶ、島のかたちです。
船から見える珊瑚礁は空の色より深い青でした。小舟から降りて海へ泳いでいった私は海の中に青い豪華なカーペットが敷きつめられているように感じ、女王様気分で海中を彷徨いました。
日本から直行便がないため経由していくとかなり時間がかかりますが、
海面上昇で失われてしまう前に一度は行ってみたい美しい景色が広がります。
日本からは遠いので馴染みの薄い小さな国ですが、
美しい景色を見に訪れて見てはいかがですか?
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