日本の旅人はもちろん、世界中の旅人から今注目を集めている島国「キューバ」。カリブ海の真珠と呼ばれているこの国には、まるでタイムスリップしたかのような懐かしさや、未だ開発されていない手づかずの自然が存在しています。しかしそれは“リアルなキューバ”のほんの一部に過ぎません。今回は先日キューバを訪れた筆者が見聞きして感じた、カリブ海の真珠の10の真実をお届けします。【1】開発はほんの一部。ちょっと街を離れると大自然の宝庫
【2】大半は気さく!だけど、写真を撮る時はチップを払う
【3】便座が・・・ない。
【4】Wi-Fiがなく音信不通状態に
【5】実は“汚染”が酷かった
【6】街中ウォールアートで溢れてる!
【7】観光客が“人民ペソ”を使う機会はほとんどない?
【8】シガーのぼったくりが横行中。
【9】朝焼けと夕焼けがとにかく綺麗
【10】動物も皆平等。真の意味での社会主義?
今、世界中の旅人を魅了している「キューバ」
美しきカリブ海に浮かぶ島国「キューバ」。世界でも稀な社会主義の国であり、街には未だにクラシックカーが走っているという、少々変わった国というイメージのある場所です。そんなユニークさや、まるで時が止まったままのような景色を求めて、世界中から多くの観光客が訪れている国でもあります。
そんな人気の観光大国は一方で、様々な黒歴史も持ち合わせています。例えばコロンブスがこの地を発見して以降18世紀までは、スペインの支配下に置かれており、現在の首都であるハバナは、アフリカ系の人々の貿易の港として栄えていたという歴史が。さらに記憶に新しいことと言えば、1961年にアメリカと国交を断絶したこと。2015年に国交正常化を果たしましたが、未だアメリカの経済制裁の名残もあり、経済は疲弊したままなのです。
今回はキューバを実際に旅した筆者が、この国で見たリアルな現状をご紹介。光と影が入り混じる美しき島国キューバには、こんなにもたくさんのカルチャーショックが存在していました。それでは、ご覧あれ。
【1】開発はほんの一部。ちょっと街を離れると大自然の宝庫
キューバというと、イメージするのはおそらくハバナの旧市街やそこに走るクラシックカー。古い街並みが見所な国でもありますよね。しかしそんな都会から1時間ほど車を走らせただけで、広大な土地と無数に生える木々が出迎えてくれます。観光客が見ているのは、キューバのほんの一部にすぎないんですね。
そして特筆すべきはキューバの海。カリブ海に浮かぶキューバにはいくつもの絶景ビーチが存在しているのです。写真はキューバで最も有名な「バラデロビーチ(Varadero Beach)」。周辺はリゾート地として開発されていますが、真っ青なビーチは昔のまま。広々とした空とキラキラと輝くカリブ海のブルーの景色は、本当に感動ものです。
【2】大半は気さく!だけど、写真を撮る時はチップを払う
キューバの観光スポットにいる現地人って、やたらおしゃれな服を着ていて絵になるんです。思わずカメラを向けてしまうほど素敵。だけど写真を撮ろうものなら、必ずチップを請求されます。キューバ以外でも撮影するのにチップを要求されたことは何度かありますが、この国のチップ要求度はちょっと異常です。
この写真も・・・
このワイルドなおばさんも・・・
みーんなチップを払いました!(一人当たりにつきおよそ1CUC)
ちなみにこの2人もそれぞれチップを。さすが観光客が落とすお金で国の経済を動かしているだけあり、現地人も観光客からお金を貰おうとする姿勢はある意味見事です。
一方でキューバの子供達は無償で写真を撮らせてくれました。無邪気な笑顔がとっても可愛いですよね。撮影後は「俺、イカしてる?」と言って写真チェックをする子供達も。とても癒されました。
【3】便座が・・・ない。
キューバへ旅する以前は東南アジアにどっぷりハマっていた筆者。東南アジアでは紙を流せないことはもちろん、ぼっとん方式でそばにある桶を使って手動で水を流すなど、様々なトイレを経験してきた故にトイレ事情には比較的寛容だと思っていたのですが、キューバではさらなる衝撃。なんとこの国、便器はあっても便座がほとんどない・・・
日本はもちろん大抵の国には便器があれば便座もある。しかしキューバには陶器の便器の上にのってるプラスチックの便座がないというトイレが超たくさんあるんです!高級ホテルや一流レストランですら、便座がないこともあるんだとか。中腰の空気椅子で用を足すのは、かなりキツかったです。
話は少々それますが、トイレ関連でもう一つ。ローカルの街中はもちろん、ハバナの旧市街など有名な観光スポット周辺ですら「犬のフン」がめちゃめちゃ落ちています。ハッキリ言って最悪です。特にフンの多い地帯は、あの公衆トイレのような臭さが充満しています。キューバ政府には犬のフンをしっかり管理してもらいたいものです・・・
みなさんもキューバの街を歩く際は、足元にお気をつけて。
【4】Wi-Fiがなく音信不通状態に
これは有名な話。キューバと言えばWi-Fiがほとんどなく、あったとしても課金制。お金を払って何時間でいくらというように、簡単には使えません。したがってキューバでは連絡もなかなか取れず、SNSの更新も滞ります。
キューバに行くことを伝えないと音信不通になり友人や家族に心配されるので、必ず一報入れてから出国しましょう。もちろんインターネットが使えないので、現地の情報も事前にたっぷり調べておかないと行きたかった場所に行けなかったなんてことも。筆者の意見としては、このネットから離れる生活がだいぶ居心地良かったので、特に不便は感じませんでしたが。
【5】実は“汚染”が酷かった
キューバに来て最もショッキングだったことの一つがこの汚染事情。想像できると思いますが、キューバには半世紀以上前のクラシックカーがたくさん走っているので、排気ガスも尋常じゃないくらい出ています。真っ黒な排気ガスなんて久しく見ていなかったので、ちょっとビックリしました。
そんな排気ガス以上に衝撃的だったのが、真っ黒な海と真っ黒なゴミ。おそらく工場やホテルなどから垂れ流されている物質によって、ハバナの海はこのように汚染が広がっているようです。また交通機関やガソリン不足によって、地元民はこのような汚染した海にでかけるなんて事実も。筆者が見たキューバの現実では、このシーンが最も衝撃的だったように思います。
【6】街中ウォールアートで溢れてる!
昔ながらの街並みだけでも十分満足ですが、キューバの首都ハバナの街にはたくさんのウォールアートが溢れており、こちらも見所満載。ウォールアートと言えばスペインやフランスなどヨーロッパの街で多く見かけますが、キューバも負けていません。
街のあらゆるところにウォールアートがあり、ウォールアート巡りで一日が過ぎていってもおかしくありません。定番のチェ・ゲバラはもちろん、ユニークなアートがたくさんありますよ!
【7】観光客が“人民ペソ”を使う機会はほとんどない?
キューバと言えば2種類のお金が存在するのが有名。キューバ国民が利用する「人民ペソ(CUP)」と観光客やキューバの富裕層などが使っている「兌換ペソ(CUC)」がありますよね。
人民ペソを使えばローカルの食事も激安価格で楽しめるし、滞在費も浮くだろう!なんて考えるのはちょっとNG。実際にキューバへ行ってみると人民ペソを使う機会はほとんどありません。いざローカルのショップに行って人民ペソで食べ物を買おうとしても、観光客だと嫌な顔をされてしまいます。せっかく観光で来たのだから、支払いは兌換ペソで済ませましょう。
【8】シガーのぼったくりが横行中。
キューバの街を歩いていると、話しかけてくる現地人の大半が「シガール!」と声をかけてきます。そう、キューバはシガー(葉巻)の名産地。観光客はもちろん、世界のシガー愛好家から愛されている名物なんです。あのジョン・F・ケネディはキューバからの禁輸を発表する前に、一生分のシガーを買い占めたなんて逸話があるほど。
キューバへ旅する以前は東南アジアにどっぷりハマっていた筆者。東南アジアでは紙を流せないことはもちろん、ぼっとん方式でそばにある桶を使って手動で水を流すなど、様々なトイレを経験してきた故にトイレ事情には比較的寛容だと思っていたのですが、キューバではさらなる衝撃。なんとこの国、便器はあっても便座がほとんどない・・・
日本はもちろん大抵の国には便器があれば便座もある。しかしキューバには陶器の便器の上にのってるプラスチックの便座がないというトイレが超たくさんあるんです!高級ホテルや一流レストランですら、便座がないこともあるんだとか。中腰の空気椅子で用を足すのは、かなりキツかったです。
話は少々それますが、トイレ関連でもう一つ。ローカルの街中はもちろん、ハバナの旧市街など有名な観光スポット周辺ですら「犬のフン」がめちゃめちゃ落ちています。ハッキリ言って最悪です。特にフンの多い地帯は、あの公衆トイレのような臭さが充満しています。キューバ政府には犬のフンをしっかり管理してもらいたいものです・・・
みなさんもキューバの街を歩く際は、足元にお気をつけて。
【4】Wi-Fiがなく音信不通状態に
これは有名な話。キューバと言えばWi-Fiがほとんどなく、あったとしても課金制。お金を払って何時間でいくらというように、簡単には使えません。したがってキューバでは連絡もなかなか取れず、SNSの更新も滞ります。
キューバに行くことを伝えないと音信不通になり友人や家族に心配されるので、必ず一報入れてから出国しましょう。もちろんインターネットが使えないので、現地の情報も事前にたっぷり調べておかないと行きたかった場所に行けなかったなんてことも。筆者の意見としては、このネットから離れる生活がだいぶ居心地良かったので、特に不便は感じませんでしたが。
【5】実は“汚染”が酷かった
キューバに来て最もショッキングだったことの一つがこの汚染事情。想像できると思いますが、キューバには半世紀以上前のクラシックカーがたくさん走っているので、排気ガスも尋常じゃないくらい出ています。真っ黒な排気ガスなんて久しく見ていなかったので、ちょっとビックリしました。
そんな排気ガス以上に衝撃的だったのが、真っ黒な海と真っ黒なゴミ。おそらく工場やホテルなどから垂れ流されている物質によって、ハバナの海はこのように汚染が広がっているようです。また交通機関やガソリン不足によって、地元民はこのような汚染した海にでかけるなんて事実も。筆者が見たキューバの現実では、このシーンが最も衝撃的だったように思います。
【6】街中ウォールアートで溢れてる!
昔ながらの街並みだけでも十分満足ですが、キューバの首都ハバナの街にはたくさんのウォールアートが溢れており、こちらも見所満載。ウォールアートと言えばスペインやフランスなどヨーロッパの街で多く見かけますが、キューバも負けていません。
街のあらゆるところにウォールアートがあり、ウォールアート巡りで一日が過ぎていってもおかしくありません。定番のチェ・ゲバラはもちろん、ユニークなアートがたくさんありますよ!
【7】観光客が“人民ペソ”を使う機会はほとんどない?
キューバと言えば2種類のお金が存在するのが有名。キューバ国民が利用する「人民ペソ(CUP)」と観光客やキューバの富裕層などが使っている「兌換ペソ(CUC)」がありますよね。
人民ペソを使えばローカルの食事も激安価格で楽しめるし、滞在費も浮くだろう!なんて考えるのはちょっとNG。実際にキューバへ行ってみると人民ペソを使う機会はほとんどありません。いざローカルのショップに行って人民ペソで食べ物を買おうとしても、観光客だと嫌な顔をされてしまいます。せっかく観光で来たのだから、支払いは兌換ペソで済ませましょう。
【8】シガーのぼったくりが横行中。
キューバの街を歩いていると、話しかけてくる現地人の大半が「シガール!」と声をかけてきます。そう、キューバはシガー(葉巻)の名産地。観光客はもちろん、世界のシガー愛好家から愛されている名物なんです。あのジョン・F・ケネディはキューバからの禁輸を発表する前に、一生分のシガーを買い占めたなんて逸話があるほど。
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