世界遺産のカルカ・シムラ鉄道に乗って、雲の上の街・インド有数の避暑地・異国情緒溢れる「シムラー」へ

インド北部にある標高約2,000mの街・シムラー。
ヒマラヤの麓にあるシムラーは夏でも涼しくインド有数の避暑地として知られています。
山の中を走る世界遺産のカルカ・シムラ鉄道を目当てに訪れる人も多くいます。

幻想的な雲の上に広がる美しい街並みや山岳ならではの爽快な景観が楽しめるシムラーの魅力をご紹介します!

動く世界遺産!カルカ・シムラ鉄道

2008年に世界遺産「インド山岳鉄道群」に登録されたカルカ・シムラ鉄道。
急勾配を登るために小回りが利くよう設計された小型の可愛い列車はトイ・トレインと呼ばれ親しまれています。

カルカ・シムラ鉄道のボンネットバス風の珍しい車両のトイ・トレインは、レトロでキュートな型がとても可愛い!

高低差約1500m、全長約100kmの路線は、カルカ~シムラの山道を所要約5時間で走ります。
そのルート上には103ヶ所のトンネルと、864ヶ所もの橋が!次々と現れる橋やトンネルを、
緑溢れる美しい山々の風景と共に列車旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

カルカ・シムラ鉄道の本数は1日5本。その内2本が観光客用の特別列車で、その他の3本が一般の列車です。

観光客用の列車は予約が必要!
乗車の数日前には現地で切符を手に入れておくと良いでしょう。
念のため遅延や運休に備えて、日数に余裕を持ったスケジュールを組むと安心です。

列車はくねくねとカーブしながら山肌を這うように進んで行きます。
カーブを曲がる瞬間が列車がよく見えるのでシャッターチャンス!
インドのダイナミックな素晴らしい自然を車窓から眺め、のんびりと山岳鉄道ならではの乗る楽しさを体験してみて下さいね。

カルカ・シムラ鉄道は観光のためだけのものではありません。
この地域に暮らす人々にとっても日常的に大切な交通機関として利用されています。

乗り合わせた現地の人との交流や、車窓から垣間見えるその土地の暮らしなど、ローカルな列車旅が味わえるのも旅の醍醐味!

ヒマラヤの避暑地・雲の上のシムラー

 

インドの軽井沢とも言われる避暑地・シムラー。
ぼんやりと霧に包まれた幻想的な山景色に色鮮やかな建物が山の斜面に沿うように建ち、
そのコントラストがとても美しく独特の景観美が広がります。

 

シムラーの美しさを最も感じることができるのは夕暮れ時です。
霧に霞んだ神秘的な山々と、茜色に染まる空と街がとても綺麗です。

清涼な空気の中で穏やかな夕暮れ時のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

山の断崖に建物が建ち並ぶシムラーの街は非常に立体的!
あちこちに急勾配の坂と階段があり、急な坂を上り下りします。

標高2,000m以上の山の上ということもあって息が切れやすいので無理せず休憩をとりながら進みましょう。

まるでヨーロッパ!異国情緒溢れるシムラー街歩き

 

シムラーはイギリスの植民地時代に夏の間の首都だった場所。
そのため街の中心部は英国風の建物が多くヨーロッパ的な雰囲気です。

まるで映画のセットのような絵になる街並みは、ここがインドということを忘れてしまいそうなほど!


メインロードのザ・モールは、洗練された建物が多く歩行者天国になっているので食事や買い物、散歩にもオススメです。

シムラーには、英国風のレトロなコーヒーショップや、山の眺めが見渡せるテラスのあるカフェなど素敵なお店がたくさん!
街歩きしながらお気に入りを見つけてみて下さいね。

 

ヨーロッパ的な雰囲気のメイン通りを下っていくと、生活用品や食べ物の露店が軒を連ね、
細い路地裏には地元の人の生活空間が見られます。
露店にはモモと呼ばれる餃子のようなチベット系の料理も並びます。
インド、ヨーロッパ、中国が混ざった異国情緒あふれるシムラーの多様な文化を肌で感じられることでしょう。

とても穏やかで空気もキレイなシムラー。
混沌としたディープなインド旅はちょっと…という方も、王道ルートではなく少し違ったインドも見てみたい!
という方にもぜひ一度訪れてみて欲しい街です。

シムラーの基本情報

住所:Shimla, Himachal Pradesh
アクセス:
ニューデリーより国内線、所要1時間でチャンディガール空港へ
空港からカルカ・シムラ鉄道の拠点、カルカ駅までバスで約30分
ベストシーズン:4~9月頃

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

 

 

参照元➡旅の専門家がお届けする観光情報 LINEトラベルjp 旅行ガイド

 

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