奇勝とは辞書では「珍しく、美しい景色」と定義づけられています。そんな奇勝の中でも世界三大奇勝と呼ばれるものがあり、その3つすべてが土柱の景観を持った奇勝になっています。
日本にある世界三大奇勝は、
徳島県にある「阿波の土柱(あわのどちゅう)」です。
徳島の
阿波の土柱は日本天然記念物にも指定されており、過去の歴史的文献をもとにさかのぼると800年前からその姿をしている記録がみられます。
阿波の土柱と一概にいっても6つの嶽に分かれており、それぞれ波濤嶽・不老嶽・橘嶽・筵嶽・燈籠嶽・扇子嶽と呼ばれています。それを上から眺められる場所があり、そのから見る絶景は地球の長い歴史が生んだ侵食の痕を見ることができます。
阿波の土柱の六獄の中でも特に美しい景観が広がっているのが
阿波の土柱最大の土柱群である”波濤嶽”です。高さ10mに横は50〜100メートルほど広がっています。近くからみるのも良いですが、遠くからみるとその全貌を見ることができます。
阿波の土柱は、ライトアップも行われています。夏季は19時~22時、冬季は18時~21時と時間に余裕を持って見に行ける時間帯です。昼も普段見慣れない光景で美しいですが、夜は幻想的な雰囲気に包まれます。
ちなみに東京都内から
阿波の土柱までのアクセスは主に2通り。
【プラン1】羽田空港から徳島阿波おどり空港まで飛行機で約1時間10分→徳島阿波おどり空港から徳島までリムジンバスで約30分→徳島駅から阿波山川駅まで電車で約1時間10分→阿波山川駅からタクシーで約15分
【プラン2】羽田空港から徳島阿波おどり空港まで飛行機で約1時間10分→徳島阿波おどり空港からタクシーorレンタカーで約1時間
となっています。
イタリアのチロル地方にある「レノンの土柱」です。レノンの土柱の特徴は木々と土柱が共存して美しい景観を生み出しているところです。また柱の先端がかなり鋭角なところも特徴の1つです。
アメリカのロッキー山脈にある「ブライスキャニオン国立公園」です。ブライスキャニオン国立公園の石柱の特徴は、レノンの土柱とは異なり、かなり広い地域に渡って特殊な形をした土柱が林立しているところです。圧倒的な景観美には思わず息を呑みます。
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