現在、世界遺産の数は1000件以上。
その多くが、ヨーロッパにあるのを
ご存知でしょうか?
古くから文化や文明が発展してきた
ヨーロッパでは、それぞれ国ごとに
特徴を持った遺産が沢山残されています。
今回は、死ぬまでに見ておきたい
ヨーロッパの世界遺産を、
国別にご紹介していきたいと思います。
(※なお、情報は記事掲載時点のものです。
詳細は、公式サイトなどで事前確認することをおすすめします。)
① モン・サン・ミッシェル / フランス
② サグラダ・ファミリア / スペイン
③ ケルン大聖堂 / ドイツ
④ グラン=プラス / ベルギー
⑤ アムステルダムの運河 / オランダ
⑥ ヴェネツィア / イタリア
⑦ ザルツブルク歴史地区 / オーストリア
⑧ ストーンヘンジ / イギリス
⑨ ベルン旧市街 / スイス
⑩ アテネのアクロポリス / ギリシャ
多くの世界遺産が見られるヨーロッパ
① モン・サン・ミッシェル / フランス
最初に紹介するのは、
フランスにある「モン・サン・ミッシェル」。
フランスで最も有名な巡礼地として、
フランス人だけでなく世界中の人々から
愛されています。
潮の満ち引きで姿が変わる様子は
神秘的で美しく、訪れた全ての人々の
心を感動させます。
979年に世界遺産に登録された
「モン・サン・ミッシェル」は、
ある時は修道院、ある時は監獄と
いろんな役割を担い、歴史の中で
様々なドラマを生み出してきました。
ガイドの引率があれば、干潮時に
モン・サン・ミッシェルまで歩いて
渡ることも可能。
また、夜になるとライトアップされ、
昼間とはまた違った美しい姿を
目にすることができます。
フランスを訪れる際は、
絶対に外せない観光スポットです。
詳細情報
モンサンミッシェル
- Mont Saint-Michel ,France
- 02 33 89 80 00
② サグラダ・ファミリア / スペイン
次に紹介するのは、
スペインにある「サグラダ・ファミリア」。
バルセロナの中央に建つ、巨大な教会です。
設計を手掛けたのは、建築家アントニ・ガウディ。
1882年から始まったこの建築計画は
未だ続いており、2026年ごろに
完成予定なのだそうです。
アール ヌーヴォーとゴシック様式を融合させた
スタイルが特徴の「サグラダ・ファミリア」は、
2005年に世界遺産に登録されました。
唯一、未完成の世界遺産です。
お城のような教会の内部は、
天井にまで細やかな装飾がなされています。
時間によって光の色が変化する
ステンドグラスも圧巻の美しさ!
完成したサグラダ・ファミリアが、
今から待ち遠しいですね。
詳細情報
サグラダ・ファミリア
- Mallorca 401, 08013 Barcelona La Sagrada Família
- +34 932 08 04 14
③ ケルン大聖堂 / ドイツ
次に紹介するのは、
ドイツにある「ケルン大聖堂」。
1248年に着工し、宗教改革により
一時中断された時期もあったものの、
500年以上の年月を経て、1880年に完成しました。
世界最大級の教会であり、
ゴシック建築の傑作とも言われているほど
美しい造りが特徴です。
細部の彫刻や隅々まできっちり施された装飾に、
目を奪われてしまいます。
他にも、東方三博士の聖遺物箱や、
美しいステンドグラスなど、
見どころ満載の世界遺産です。
ケルン大聖堂の塔の上からは、
ケルンの街並みが一望できます。
内部をしっかりと見た後は、
忘れずに塔にも上ってみてくださいね。
詳細情報
ケルン大聖堂
- Domkloster 4, 50667 Köln, Germany
- +49 221-17940-200
④ グラン=プラス / ベルギー
次に紹介するのは、
ベルギーにある「グラン=プラス」。
首都ブリュッセルの中心部にあり、
世界で最も美しい広場として知られています。
1998年に世界遺産に登録されたこの地は、
かつて多くの屋台が集う活気のある市場として、
人々から親しまれてきました。
今では屋台は出ておらず、
すっかり市場の面影は残っていませんが、
美しい市庁舎をはじめ、三つの時代の
建築様式で建てられた建築物が
広場を取り囲んでいます。
2年に1度「グラン=プラス」で開催される
“フラワーカーペットフェスティバル”は、
国内外問わず大人気のイベント。
次の開催は、2020年です。
色鮮やかな花々と巧妙なデザインに、
わざわざ見に来て良かったと思うこと、間違いなし!
詳細情報
グランプラス(Grand Place)
- ベルギー 1000 ブリュッセル
- +3225138940
⑤ アムステルダムの運河 / オランダ
次に紹介するのは、
オランダにある「アムステルダムの運河」。
全長100km以上もあるこの運河は、
都市の周りを同心円状にぐるっと囲んでおり、
1500もの橋が架かっています。
16世紀以降、元々は小さな漁村であったこの地は、
世界的な貿易中継都市・金融都市として発展し、
急激に人口が増えました。
そこで開発された都市計画によって、
17世紀にこの美しい環状運河は完成しました。
「シンゲル運河」・「へーレン運河」・
「ケイザー運河」から眺める街の風景は必見です!
“北のベニス”とも呼ばれる
アムステルダムの街並みは美しく、
いつまでも眺めていられそうです。
詳細情報
アムステルダム
- Amsterdam
⑥ ヴェネツィア / イタリア
続いてご紹介するのは、
イタリアにある「ヴェネツィア」。
1987年に、街全体と潟が世界遺産に登録された
「ヴェネツィア」は、”水の都”とも
呼ばれています。
10世紀には強力な海運共和国として、
貿易で栄えていました。
ヴェネツィアには、街中に美しい建造物が
ずらりと建ち並びます。
車は、街の入口までしか入れません。
街は、舟か徒歩で移動します。
舟で移動するだなんて、
とてもロマンチックですよね。
舟からは、運河の景色を眺めて
楽しむことができます。
⑦ ザルツブルク歴史地区 / オーストリア
次に紹介するのは、
オーストリアの「ザルツブルク歴史地区」。
ザルツブルクとは”塩の城”という意味であり、
その名の通り、岩塩の交易で栄えてきた街です。
中世の名残が残る小道や教会、
歴史的建造物などが建ち並ぶ旧市街が、
新市街と共に1996年に世界遺産として
登録されました。
あの有名な音楽家モーツァルトと、
名作「サウンド オブ ミュージック」を
生み出した地でもあり、
まるで絵本の世界のように美しく、
そして可愛らしいさもある街です。
詳細情報
Austria Trend Hotel Rathauspark
- Rathausstraße 17, Wien, Austria
- +43 1 40412
⑧ ストーンヘンジ / イギリス
次に紹介するのは、
イギリスにある「ストーンヘンジ」。
約5000年前に建てられたと言われる、
巨石のモニュメントです。
最大50トンもの重さがある石を使ってできた、
この古代遺跡。
誰が、どういった目的で作ったのかは
解明されておらず、未だ多くの謎が残っています。
広大な草原の中に、凛とたたずむ「ストーンヘンジ」。
実際にこの遺跡を目の前にすると、
その迫力に思わず息を飲んでしまうこと間違いなしです。
詳細情報
ストーンヘンジ
- Nr Shrewton, Wiltshire SP4 7DE
- +44 370 333 1181
⑨ ベルン旧市街 / スイス
続いてご紹介するのは、
スイスにある「ベルン旧市街」。
中世ヨーロッパにおいて、各地で拡大していった
都市の発展モデルとも言われています。
1983年に、世界遺産として登録されました。
スイスの首都であるベルンにあるこの市街地は、
中世の時代から変わらない絵に描いたような
美しい街並みが保たれています。
街のシンボルである時計塔やベルン大聖堂だけでなく、
街のいたるところにある噴水も、
ベルン旧市街をより一層華やかにしています。
詳細情報
ベルン旧市街 Old Town Bern
- Kramgasse 40, 3011 Bern, Switzerland
- +41 31 328 12 12
⑩ アテネのアクロポリス / ギリシャ
次に紹介するのは、
ギリシャにある「アテネのアクロポリス」。
“高い丘の上の都市”という意味のアクロポリスは、
古代ギリシャを代表する都市国家です。
中でも一番有名なのは、
ドリス式建築の傑作である「パルテノン神殿」。
紀元前438年に完成した神殿で、
長い年月アテネの繁栄を見守ってきました。
炎上して崩れ落ちる壊滅的な被害を受けながらも、
1834年に始まった修復作業によって再建されました。
アクロポリスには他にも、「エレクティオン」・
「アテナ・ニケ神殿」・「ディオニソスの劇場」と
見どころがたくさんあります。
5千年以上、ここに住む人々と歴史を見てきた
「アテネのアクロポリス」。その壮大さは圧巻です。
詳細情報
Acropolis
- Amalias 44 Athens Greece, Athina 58, Greece
ヨーロッパの世界遺産を見に行こう!
いかがでしたか?
ヨーロッパには、多くの世界遺産があります。
鉄道などを使えば、短時間で
いくつもの国に足を延ばすことができます。
ヨーロッパに行く際は、是非世界遺産巡りを
してみてくださいね!
最近のコメント