自分の心という、毎日聴いているものの所在すら、全くわからない。それなのに、頭の中は気になるあの人の声が、ずっとぐるぐるしている。自分は彼、彼女に対してどんな感情を抱いているのだろうか。その答えを見つける解決策の一つが、一人でドライブすることかもしれない。どこか遠くへ一人、車とともに、駆けていく。その先にあるものは、絶景と自分自身の気持ち。そんな旅の目的地にしたい絶景を、紹介します。(※掲載されている情報は2019年7月記事公開時点のものです。必ず事前にご確認ください。)
(1)江川海岸/千葉
(2)上色見熊野座神社/熊本
(3)戦場ヶ原/栃木
(4)白駒の池/長野
(5)養老渓谷/千葉
(6)あぶくま洞/福島
(7)天に続く道/北海道
(8)渋峠/長野
(9)身曾岐神社/山梨
(10)ネーブルパーク/茨城
(11)白山白川郷ホワイトロード/石川・岐阜
(12)古宇利大橋/沖縄
(1)江川海岸/千葉
千葉県・木更津市にある「江川海岸(えがわかいがん)」。ボリビアの絶景、ウユニ塩湖のような鏡張りの絶景が見られるスポットとして有名です。風のない日に訪れるとその景色はより一層美しさを増すのだとか。
幻想的な景色を見ることができるのは、水面に影が映り込む日没直前や日の出直後の30分ほどの時間。海に向かって電柱がポツンと立ち並ぶ姿は、思わず時間を忘れて眺め続けてしまう絶景です。
詳細情報
- 千葉県木更津市江川海岸
- 0438-41-2234(江川漁業協同組合)
(2)上色見熊野座神社/熊本
熊本県・阿蘇郡にある上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)。ドライブでないと行けないような場所にあるこちらの神社は、パワースポットとしてその神秘的な雰囲気が人気を集めています。
長い歴史をかけて自然が作り出した、まるで異世界のような空間は、訪れた人々を魅了し、神秘的な気持ちにさせてくれます。鳥居から奥の神殿に向けて石段が続く様子は、非常に美しいもの。足元に気をつけながら石段を登ってみてください。
詳細情報
- 熊本県阿蘇郡高森町上色見2619
- 0967-62-1111
(3)戦場ヶ原/栃木
どこか遠く、一人で山を登って、だだっ広い草原にでも行ってしまいたい。そこで自分の、気持ちの声を聞いてみたい。栃木県日光市の「戦場ヶ原」までドライブすれば、澄んだ空気に包まれながら、自分一人になれるはず。
日光街道を抜け、いろは坂を登る。うねるバンピーな路面を、流れるようなアクセルワークとハンドルさばきでクリアした先に待つ絶景。夜には何も遮るものがない、満天の星空を眺め、自分という存在の矮小さに怖気付いてしまうかもしれません。
詳細情報
(4)白駒の池/長野
どこか遠くで、自分の心を映し出してくれるような、自然の鏡を見つめたい。長野県の「白駒の池」は、あなたの気持ちも、空の青さ、美しさも、全て映し出してくれるよう。心も空も、素敵な青。
本当の自分に、正直で飾らない、私でいい。夜空に星が美しく光っているのは、あの人の心が素敵なキラキラで満ちているから。大事なことを教えてくれる星空は、池の周りの遊歩道を歩く私たちに、そっと寄り添います。
詳細情報
- 長野県南佐久郡佐久穂町八千穂高原白駒の池
- 0267-88-3956
(5)養老渓谷/千葉
ただひたすらに、脳内をぐるぐる巡る、たくさんの言葉たち。ちょっと考えすぎて、疲れてしまった。千葉県の「養老渓谷(ようろうけいこく)」のマイナスイオンは、くたびれた精神まで癒してくれそう。
房総半島の真ん中に位置する温泉地で、心と体を休めたい。山に挟まれた川の流れは、いつの間にか自分が背負っていたもの、巻き込んでしまったものをすべてどこかへ連れて行ってくれるもの。
詳細情報
- 千葉県市原市大多喜町葛藤
- 0436-96-0055
(6)あぶくま洞/福島
毎日過ごしている、何の変哲も無い生活。無意識のうちに、たくさんの優しさや、光に囲まれている。そこにはきっと、“神秘”の力が潜んでいるのではないか。そんな思考をより一層深めてくれる、福島県の「あぶくま洞」。
約8000万年という歳月で創られた、全長600mにも及ぶ洞窟。決して心休めることはできない、不安定な色で輪郭を照らされた岩たちは、この自然の、この世界の神秘性を見せつけるよう。
詳細情報
- 福島県田村市滝根町菅谷東釜山1
- 0247782125
(7)天に続く道/北海道
車のフロントガラスから見える、流れ行く景色。もしかしたらそこに、本当の自分の気持ちが隠れているのかもしれない。北海道の「天に続く道」を走り抜けば、その答えが目の前に現れるかも。
長い間ずっと、車を走らせ、時折立ち止まってみる。人生だって、恋だって、きっとそう。走り続けているばかりでなく、今まで来た道。現在地を再確認することだって、必要なこと。「天に続く道」から見える朝焼けは、そんな事を思い出させてくれる。
詳細情報
(8)渋峠/長野
心のモヤモヤを晴らそうと、あの人のことばかり考えている。気づけば胸の高鳴り、止まらない。走り続ける車も、高いところを目指したい。長野県の「渋峠」は、白根山と横手山の間を通り、国道としては最高の標高を走ります。
標高の高いこの峠から見える雲海は、時としてオレンジに包まれ、圧倒され言葉を失う私たちの気持ちを抱くよう。一人で感じたい、自然の偉大さ。そこで気付くものは、小さいけれど、大きく私を変えるもの。
詳細情報
(9)身曾岐神社/山梨
大きな失敗をした。ひどい災難に遭ってしまった。そうして傷ついたあなたの心に、そっと寄り添い、次の一歩を踏み出す後押しをしてくれる、山梨県の「身曾岐(みそぎ)神社」。“みそぎ”とは“きれいになる”こと。
キリッとした雰囲気の神社。水上の能舞台は、凛とした空気漂い、雑念なぞ圧倒的な力で流し去ってくれるもの。境内を泳いでいる鯉だけが、本当の恋の行方を知っているのかもしれません。
詳細情報
- 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3401
- 0551-36-3000
(10)ネーブルパーク/茨城
あまり混んでいない、自然に包まれた公園で、自分の気持ちを見つけたい。茨城県の「ネーブルパーク」には、そんな想いを受け止めてくれる、四季折々の花々に彩られた自然が待っています。
公園の広さは、ゆっくりと歩いて回っていれば、あっという間に1日が過ぎてしまうほど。夏の夜には、ほのかに明るく辺りを照らす、蛍の光に息を飲む。自分の胸に手を当てて、じっと眺めたい、佇みたい小さな景色が詰まっているでしょう。
詳細情報
(11)白山白川郷ホワイトロード/石川・岐阜
1トン以上もの鉄の塊を、自分の手と足だけで操る。人間の叡智が生み出した、自動車という相棒。それはまるで、魔法の絨毯のよう。そう感じるなら、30km以上も続く石川・岐阜県の「白山白川郷ホワイトロード」も、まるで天国のように感じられるはず。
車を駆り、いつの間にか自分の気持ちと対話する。その中で少し、休憩したくなる。道路沿いにある「姥ヶ滝(うばがだき)」。岩に沿った白い滝の流れを見ていると、老仙女が白髪をといていたという伝説を信じることを避けることは、ひどく不毛に感じてしまうかも。
詳細情報
(12)古宇利大橋/沖縄
たくさんのイメージ、感情が駆け巡り、なかなか言語化できず、スッキリしなかった自分の心。一人でドライブを続けるうちに、そんなモヤモヤも晴れてきた。カラッとした気分と共に、沖縄県の「古宇利大橋」を駆け抜けたい。
名護市の屋我地島と今帰仁村の古宇利島を結ぶ2kmほどの橋は、そのエメラルドブルーの神秘性をこれでもかというほど私たちに見せつけます。そんな圧力に負けないほどの自分の気持ちを見つけることが、この橋を渡る理由。
詳細情報
- 沖縄県名護市済井出古宇利大橋
- 0980-56-2256
やっとみつけたい、自分の心、気持ち。
一人で車を駆り、たどり着いた先で見つかる、本当の自分の気持ち。それは絶対に揺るがない、確かなもののはず。あの人の声がぐるぐる回る、頭の中も、きっと絶景の前では、整理整頓完了済み。(※掲載されている情報は2019年7月記事公開時点のものです。必ず事前にご確認ください。)
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