セノーテとはメキシコのユカタン半島に見られる石灰質の岩盤が陥没し、そこに雨水や地下水などが自然にたまった天然の湖のようなものです。余計な微生物などがいないことによって水の透明度がかなり高く、水があるとは思えないほど透き通っています。

セノーテの美しさは水の透明度だけではありません。セノーテの水面下には鍾乳洞が形成されていることがしばしばあります。基本的に水面下では形成されることがない鍾乳洞が水中にあるというかなり珍しい絶景を見ることができるのです。

「grand cenote(グランセノーテ)」はgrand(:偉大な)というその名の通り、他のセノーテとは一線を画すほど美しく、また水の透明度が高く、およそ100ｍ先まで見渡せるほどの透明度だと言われています。

マヤ文明末期の城壁都市であるトゥルム遺跡からおよそ4kmのところにあり、淡水で出来たこの地底湖は「聖なる泉」とも呼ばれています。日本のテレビ番組で数多く紹介されているなど徐々に知名度があがっています。

この美しい水を見て泳ぎたくなってしまいますよね。もちろんこのグランセノーテでは遊泳可能です。しかし裸での遊泳は禁止されており、水着着用が義務となっているので水着だけは忘れないようにしましょう。

もちろん水の中が絶景なのでゴーグルやシュノーケリング道具も必須です。水に潜って見るセノーテの中の景色は、太陽が降り注ぎ今まで見たこともないような神々しさを感じる絶景となっています。

グランセノーテのもっと美しい姿が見たい！という方にはダイビングをおすすめします。太陽の光が水面に差し込んだことによりできた”光のカーテン”という絶景の中を優雅に泳ぐことができます。

水中にあるのは珍しい鍾乳洞があるため、白い石柱がいくつも伸びているまるで水中に沈んだ神殿のような景色をダイビングすることによって見ることができます。

いかがだったでしょうか？絶景がひしめく地球においても最高峰の美しさを誇る”グランセノーテ”。人生で一度は見ておきたい絶景です。