ベルリンの中心部に建つ天使も舞い降りた展望台「ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)」の見どころをご紹介!

天使も舞い降りた展望台!「ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)」の見どころ

ドイツ連邦共和国の首都ベルリンの中心部に広がるティーアガルテン(Tiergarten)に建つ「ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)Siegessäule」は、19世紀半ばにデンマークとプロイセン王国(現ドイツ)が戦ったデンマーク戦争の勝利を顕彰するモニュメントです。先端にそびえ立つ黄金の女神・ヴィクトリア像は、高さ8.3メートル、重さ30トンで、塔全体の高さは67メートル。螺旋階段を登れば展望台からの景観も楽しめます。世界的にヒットした名作映画でも有名なベルリンの観光スポット、ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)をご紹介します。

ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)とは

ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)Siegessäuleは、ドイツ連邦共和国の首都ベルリンにある高さ67メートルのモニュメントです。ミッテ・ティーアガルテン地区の公園にそびえるこの記念塔は、1848年から1864年にかけてデンマークとプロイセン王国(現ドイツ)の間で戦われたデンマーク戦争の勝利を記念したもので、その頂には黄金色に輝く古代ローマ神話の勝利の女神ヴィクトリアが立っています。
ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)は1864年に建設が始まり、8年後の1872年(明治4年)に完成しましたが、プロセイン王国はその間にも1866年に起きたオーストリア帝国との戦い(普墺戦争)や、1871年に終結したフランスとの戦い(普仏戦争)に勝利したため、その顕彰碑でもあるということです。

大ティーアガルテン

かつては王家の狩猟場として使用されていたという「大ティーアガルテン(Großer Tiergarten)」は、総面積210ヘクタールの広大な都市公園で、世界的にもニューヨークのセントラルパーク(335ヘクタール)に次ぐ規模を誇ります。ちなみに、日本の皇居は142ヘクタール、ロンドンのハイド・パークで125ヘクタールだそうです。
大ティーアガルテンは、1818年から1840年にかけてドイツの著名な造園家ペーター・ヨセフ・レンネ(Peter Joseph Lenné)の設計より造営されました。園内には第二次世界大戦末期に滑走路として使用された「6月17日通り(Straße des 17. Juni)」が東西に走り、ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)はそのロータリー中央に立っています。この道路はベルリンマラソンのスタート地点として、またナチス時代にヒトラーが大々的にパレードをしたことでも有名です。

螺旋階段の展望台

by tm-md
ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)の内部には285段の螺旋階段が設けられており、観光客は入場料3ユーロを支払って広大なティーアガルテンを一望する展望台に上がることができます。身長8.3メートル、体重30トンの女神は「ゴルトエルゼ(ゴールド)」の愛称で親しまれています。壁の美しいモザイク画には、1871年のナポレオン戦争とその後のドイツ統一の様子が描かれているそうです。
ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)は、当初ドイツ連邦議会議事堂(Reichstagsgebäude)の前にある広場の真ん中に建っていましたが、アドルフ・ヒトラーがベルリンを世界首都とするべく本気で取り組んだ「ゲルマニア」都市改造構想の一環として、デザインを任された建築家のアルベルト・シュペーア(Albert Speer)が現在の場所に移しました。構想は未完に終わりましたが、ベルリンオリンピックのメイン会場など、一部の建物は現存しています。

ベルリン 天使の詩

ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)といえば、1987年(昭和62年)に公開されて世界的な大ヒットとなった西独・仏の合作映画「ベルリン 天使の詩(Wings of Desire)」で、主人公の天使が舞い降りることでも有名です。ドイツがまだ東西に分断されていた時代を舞台とするヴィム・ベンダース監督の名作ですので、機会があればぜひチェックしてみてください。主演はあの怒鳴り散らすヒトラー総督役で有名なブルーノ・ガンツです。
ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)が建つロータリーへ渡るには、いちど道路脇の入口から地下道へと降りて階段を上がります。塔の台座部分には、四方に普仏戦争やデンマーク戦争で勝利したときの様子が描かれた銅板のレリーフが嵌め込まれています。巨大なレリーフは第二次世界大戦後にフランスによって接収され、のちのミッテラン政権下で返還されたそうです。運ぶだけでも大変そうな、戦争の愚かしさを物語るエピソードですよね。

いかがでしたか

広大なティーアガルテンの中心にそびえるジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)をご紹介しました。夕日が沈む頃には、黄金の女神がさらに美しく輝くそうです。ベルリン観光の際はぜひ足を運んでみてください。

基本情報

所在地:Straße des 17. Juni/ Großer Stern
営業時間: 9:30~18: 30 (季節と曜日により異なります)
料金:3ユーロ
アクセス:Sバーン Bellevue 駅下車

デュッセルドルフの「シュロストゥルム船舶博物館」の見どころをご紹介!

ディッセルドルフの旧市場「アルトシュタット」は昔ながらのドイツらしさが残るおすすめスポット!

関連記事

  1. イギリス・オックスフォードのランドマーク「聖メアリー教会」の中世…

    イギリス・イングランド東部の大学都市オックスフォードに建つ聖メアリー教会(University …

  2. 京都のフォトジェニックなお洒落カフェ10選

    女子旅にも人気の旅行先“京都”。そんな京都には女子ウケ抜群なカフェがたくさんあるんです。今回は、…

  3. 京都・茶筅のまるで宝石箱のような魅惑の「お抹茶・玉手箱スイーツ」…

    京都といえば「抹茶」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。京都には抹茶を使用したスイーツを…

  4. ブラジル最大の都市サンパウロの人気&おすすめ観光スポット5選

    経済的に発展したブラジルの都市サンパウロ。サンパウロを訪れる方にぜひおすすめの人気観光スポット5…

  5. たまには土で癒されてみる?福井県で手作り体験!陶芸教室おすすめ5…

    宿泊施設併設の複合体験施設やレストランがある施設など、陶芸教室がある大規模な施設がある福井県。コ…

  6. 南太平洋の珊瑚礁の島ナウル共和国の人気&おすすめホテル7選

    ナウル周辺に観光に行く際には、ホテルの数が少ないので、どのホテルに宿泊するかも悩むところです。ナ…

  7. 讃岐うどんだけじゃない!香川県のおすすめのグルメスポット50選

    瀬戸内海に面している香川県。47都道県の中で最も面積が狭い県となっています。が、有名な観光名所や…

  8. ペルーだけじゃない!世界中にある”◯◯のマチュピチュ…

    マチュピチュとはペルーにある遺跡なのですが世界中に「◯◯のマチュピチュ」と呼ばれる場所が他にもあ…

最近のコメント

    PAGE TOP
    search envelope heart star user close search-plus home clock update edit share-square chevron-left chevron-right leaf exclamation-triangle calendar comment thumb-tack link navicon aside angle-double-up angle-double-down angle-up angle-down star-half status image gallery music video category tag chat quote googleplus facebook instagram twitter rss