ブラジル人は一体何を食べてあんなにサッカーが上手になるのでしょうか?答えは・・・肉です!そう、ブラジル料理といえば、シュラスコ!・・・いや、いや、ブラジル人は決して肉の塊ばっかり食べているわけではありません。ローカルフードの他に、ポルトガル統治時代の名残やアラブからの移民の影響もあって、かなり多種に渡った美味しいおすすめ料理があるんです。シュラスコ以外にいったいどんな料理があるのか、ちょっと覗いてみましょう。それでは、ブラジルのおすすめ料理15選。
1. シュラスコ
ブラジル料理といえば、先ずはシュラスコ!ということで、15選のトップは1990年代初期に日本でもブームになったシュラスコです。串刺しにした牛肉、鶏肉、豚肉のかたまりを岩塩をふって、炭火でじっくり焼き、ナイフでそぎ落としながら食べるという、かなり豪快な肉料理です。ギャルソンが焼きあがった肉を持って、各テーブルを廻ってくるのをいただく、食べ放題形式です。お肉大好きの大食漢の人には是非おすすめします。
岩塩をふりかけるだけの、シンプルな味付け。串刺しにした肉の塊を、炭火で豪快にグリルした後は焼きあがった肉をもって、ギャルソンが各テーブルを廻ります。
2. フェジョアーダ
ブラジルの国民食として知られるフェジョアーダ。フェイジョンという黒豆と豚の耳や尾、干し肉、羊肉、臓物を使ったソーセージ等を煮込んだ料理で、ご飯にかけて食べるのが定番です。付け合わせにファリーニャ(キャッサバ粉)やコウベ(ケールの葉炒め)がつきます。シュラスコとともに、ブラジルの基本料理としておすすめします。
3. ムケッカ
ムケッカはバイーア州とエスピリトサント州の郷土料理ですが、一般的に知られているのはバイーア州のムケッカです。バイーア州のムケッカはシーフード入りのココナッツミルクのシチューで、基本は魚介類にタマネギ、トマト、コリアンダー、ニンニクなどを、ココナッツミルク、デンデオイル(ココナッツオイル)で煮込み、ご飯にかけて食べます。家庭の味としておすすめの人気料理です。
4. マンジョッカフリッタ
マンジョッカフリッタは、ブラジル国民の定番スナック。マンジョッカ(キャッサバ)という世界中の熱帯地域で栽培されている芋を揚げたもの。ホクホクとして甘みがあり、お好みで塩をかけて食べます。ポルトガル人が来る前からブラジル先住民族が食べていたマンジョッカ、安くて美味しいので、是非試食してみてください。
ブラジルのソウルフードの一つ「マンジョッカフリッタ」は、バールやビーチでよく食べられています。タピオカの原料としても知られるキャッサバのフライをぜひ一度食べてみてくださいね。
5. サラダデパルミット
パルミットは椰子の新芽で、ブラジルでは様々な料理に使います。アスパラガスや筍に似た食感で、ハマる人はかなりハマります。サラダにする場合は、薄くスライスしたパルミットに、プチトマトやレタス、キュウリ、海老などを混ぜて、ニンニクとレモンの効いた酸っぱいドレッシングをかけて食べます。自称グルメの方には、是非おすすめします。
6. ポンデケージョ
日本のパン屋さんでもすっかりお馴染みになったポンデケージョは、ブラジル国民の大好きなプチパンです。タピオカ粉(4.で紹介したキャッサバが原料)で作った生地にチーズを練り込んでから焼いたパンで、モチモチした食感が女子に人気があります。ブラジルに行ったら、是非本場のポンデケージョを食べて見ることをおすすめします。
7. コシーニャ
コシーニャはブラジルで人気のスナックで、よく「ブラジル風コロッケ」と訳されますが、基本的にはジャガイモは使わない方が多いようです。鶏胸肉をささみ状にして、タマネギ、ピーマン、パセリ、ニンニクなどの香味野菜で炒めたものを衣で包み、油で揚げたスナック的料理で、バリエーションとして、ジャガイモ入りやチーズ入りがあります。
8. ドブラジーニャ
ドブラジーニャはフェジョアーダと同様にブラジル定番の煮込み料理で、ハチノス、ミノなどの内臓系を白豆といっしょに煮ます。フェジョアーダは水曜日と土曜日に食べるのに対して、ドブラジーニャは火曜日に食べる習慣があります。両方ともかつて奴隷が食べていた料理とされており、ご飯にかけて食べるのが基本のようです。
9. パステウ
パステウ(パステル)は安くて美味しい、気軽に食べられるブラジル国民が大好きな揚げ物のスナックです。生地が餃子の皮に似ており、「ブラジル風揚げ餃子」と紹介されることが多いです。具はチーズ、パルミット、牛肉、鶏肉、海老など色々あります。市場の屋台などでもよく売られていますので、小腹がすいた際におすすめします。
10. クスクスパウリスタ
クスクスは中近東や北アフリカで食されるエスニック料理として有名ですが、ブラジルにもクスクスパウリスタという料理があります。「パウリスタ」はでサンパウロの意味で、サンパウロのクスクスという意味になります。コーン粉とキャッサバ粉で鶏肉や野菜などをあえ、型に入れて冷やし固めて作り、デザートのように派手な料理で食感もプディングのようで、クスクス好きの人には話のタネに是非おすすめします。
11. ヴィナグレッチ
ヴィナグレッチは、タマネギやトマトなど野菜のみじん切りを、油で合わせたビネガーで、生野菜からリングイッサ(燻製していない生ソーセージの炭火焼き)、シュラスコからフェジョアーダに至るまで、ありとあらゆるブラジル料理のソースとして使われます。とてもさっぱりしていますので、特に肉料理のソースとしておすすめです。
12. ハバーダ
ハバーダは雄牛の尻尾を煮込んだ、要するにブラジルのオックステールの煮込みです。ジャガイモやニンニク、タマネギなどをトロトロになるまで煮込み、ご飯にかけて食べます。ヨーロッパのようにスープがメインでなく、テール肉がメインの料理です。日本では入手しにくい食材なので、好きな方は現地で沢山食されることをおすすめします。
13. ボリーニョデバカリャウ
ボリーニョ・デ・バカリャウは、「干しタラのコロッケ」と訳されています。ブラジルでは定番の揚げ物ですが、この料理はポルトガル統治時代にブラジルに入ってきました。バカリャウは塩漬けにして干したタラで、北欧産のタラをわざわざ輸入してこの料理を作ります。ライムを絞って食べるのがおすすめです。
14. フランゴアパルメジアーナ
フランゴアパルメジアーナは、ボリューム満点のブラジル料理。チキンカツにトマトソースやフレッシュトマト、溶けたパルメジャーノチーズの厚切りをのせて食べます。西洋風の料理で、旅行者にも人気がありますが、地元民にも愛されているブラジルの代表的な料理の1つです。大食漢の人におすすめします。
15. エスフィハ
エスフィハは中東で食されている惣菜パン(中東ではスフィーハと呼ぶ)で、シリアおよびレバノン出身の移住者がブラジルに持ち込んでブラジル流のエスフィハができました。ピザ状と三角形に折った2種類のタイプがあります。具はホウレンソウ、鶏肉、挽肉、チーズなど色々あって、安くて美味しいブラジル国民のスナックとして大人気です。
美味しいブラジル料理を食べてみて!
ブラジルのおすすめ料理15選でした。ブラジルは国土が広い上に、色々な民族が住んでいますので、料理のバリエーションはかなり豊富ですが、今回はスタンダードな国民食を中心に紹介しました。食べ放題のシュラスコ、豪快でワイルドな肉料理で美味しそうですね。ブラジルに行ったら本場のシュラスコを是非食べてみて下さい。
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