ハワイ諸島の中で、もっとも人口の少ない島・ラナイ島。パイナップル農園で栄えた島は今、世界の誰もが憧れる美しいリゾートアイランドとして、さらにその存在感を増しつつあります。地上の楽園、という表現がぴったりのハワイ・ラナイ島の魅力をご紹介します。
ラナイ島を知っていますか?
島の98%をオラクルの創業者ラリー・エリソンが所有
1922年にドール社のジム・ドール氏が、わずか110万ドルで地元の宣教師一族から買い取り、島の多くの部分をパイナップルプランテーションとして開墾してきたラナイ島。その後、キャッスル&クックがドールを買収。しかし東南アジアの安価なパイナップルに押され、プランテーションを閉鎖せざるを得なくなったことからリゾートを誘致し、観光業への転換をはかってきました。
島の中心部であるラナイシティには島民が“ラリーの映画館”と呼ぶ素朴でかわいらしい概観の映画館「LANA’I THEATRE」もあります。

「革張りのシートに、アメリカ本土でも滅多にないような最新鋭の音響システム。それで最新の映画がわずか10ドルで見られるんだ。ラリーはこの映画館に4億円ものお金を投じてくれた。まったくクレイジーだけど、本当に最高だよ」とは地元の観光ドライバーの弁。
とにかく天国すぎるホテルライフ
店名ONE FORTYの由来は、ラナイ島の面積140.5平方マイル(364平方キロ)と、肉の旨味が最大化するステーキの焼き上がり温度140°F(60℃)とのこと。
ぐっすり眠った翌朝のブランチは気分をかえてビーチサイドの「MALIBU FARM」で。美しい景色をみながらいただく絞り立てジュース、一番の贅沢ですよね。
ハワイ ラナイ島のホテル | Four Seasons Resort Lanai, HI at Manele Bay
www.fourseasons.com
Four Seasons Resort Hawaii, Lanai at Manele Bayでは、お客様の期待以上の素晴らしいハワイの休日をお届けします。
10分もあれば1周できてしまう小さな小さな「ラナイシティ」
そして最近の一番人気がこちら、1946年にオープンの「RICHARD’S MARKET」。2012年に改装し、板張りの美しいお店になり、オシャレなお菓子や雑貨も充実。「ラナイにDEAN & DELUCAができた!」と大賑わいになったんだとか。
狭いエリアに学校や銀行、教会など生活に必要な機能もすべて揃うラナイシティ。町の真ん中にあったこちら、何だと思いますか? そう!留置所なんです。でも「こんな小さな島で犯罪なんて置きやしない。めったに使われない」のだそうです。
独特の自然景観を四輪駆動車で探すのも楽しい
ケアヒアカヴェロ(神々の庭園)
ラナイ島は手つかずの自然がいまも多く残された島。独特の素晴らしい自然景観にも出会えます。
こちらはラナイシティから約40分。ゴツゴツとした未舗装の道ポリフアロードの終点にある環境保全エリア「ケアヒアカヴェロ」。巨大な岩の点在する樣がまるで月面のよう。
プウ・ペヘ(スイートハート・ロック)
シップレック・ビーチ
座礁したまま残された難破船の見られる「シップレック・ビーチ」。船は1940年代のタンカーと言われていますが、波や風に長くさらされた結果として錆びて朽ち、その姿が海にどこにもない印象的な光景を作り出しています。
さらに2016年末には、もう一つのリゾートもリニューアル
ラリー・エリソンのリーダーシップもあり、続々と旅先としての魅力を高めつつあるラナイ島。
さらに2016年末には、ラナイシティに程近い高原側のもう一つのリゾート「フォーシーズンズ リゾート ラナイ ザ ロッジ アット コエレ」も、リニューアルオープンを予定しています。こちらの高原側は年間の平均気温が21度と、とても涼しく、滞在の半分は高原、残りの半分は海側などと両方、楽しむのもオススメです。
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