大人気リゾート地、”ハワイ”。明るいイメージの強い常夏の島ですが、少し感慨深く、切なくも美しい景色に想いを馳せるようなハワイの楽しみ方をできるイベントがあるんです。その名も”ランタンフローティング”。毎年5月末に開催されています。今回はその魅力的なイベントをご紹介。是非ハワイのまた違う魅力を再発見してみてくださいね。
大人気リゾート地、”ハワイ”。
大人気リゾート地、”ハワイ”。その住み心地の良い気候、青々とした美しい海景色、まるで楽園のような島には、世界各国から観光客が訪れます。
ハワイを訪れるなら、あなたなら何を目当てに訪れるでしょう?ほとんどの方がバカンスを楽しむ為だったり、常夏の島で思いっきり羽を伸ばす為だったりと、”明るい”理由を答えることでしょう。
ですが、そんな”明るい”側面ばかりではなく、少し”感慨深く”、切なくも美しい景色に想いを馳せるようなハワイの楽しみ方をできるイベントがあるんです。今回はそんなひと味違うハワイの良さを再発見できるイベントをご紹介。是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?
ハワイの夏の風物詩「ランタンフローディング」。
世界各地において、夏は亡くなった人を偲ぶ時期。日本でもお盆や精霊流しがおこなわれますが、アメリカにもメモリアルデーといって、戦没者を悼む日があります。その日にハワイのワイキキで開催される死者をいたむ儀式が、”ラプンツェル”の世界を思わせる美しさなんです。
その名も”ランタンフローティング”。ハワイの夏の風物詩となっているセレモニーです。たくさんのランタンが流れていく景色はなんとも幻想的。上空から見ると、無数のランタンがまるで夜空に輝く星のよう。
”ランタンフローティング”は例年5月の最終月曜日に行われます。残念ながら2016年は5月30日(月)に既に開催されてしまいましたので、参加してみたい方は来年以降リベンジしてくださいね。
現地の方のみではなく観光客も参加できる為、このセレモニーを目当てに毎年世界各地から多くの観光客が訪れ、2013年の参加者は4万人を超えたという、ホノルルでも有数の大イベントです。
ランタンに想いを託して。
前述の通り、”ランタンフローディング”は死者を悼む儀式。ランタンは海上のテントで無料配布され、追悼する人の名前を書いたり、なくなった人へのメッセージを書き込んだりできるようになっています。
それぞれ好きなようにデコレーションして、ランタンを準備。ランタンに託す想いや願いは自由。もちろん死者への追悼以外の願いや想いを綴る人もいます。そして日が暮れたら、参加者全員が一斉に海に入り、各々想いを乗せて、ランタンを広大な海へと放ちます。
ゆらゆらと海の果てに流れゆくランタンを見ていると、どこか切ない気持ちになってしまいます。この美しさを前に、言葉など必要ありません。自ずと訪れる静寂。
宗教にかかわらず、その場にいるすべての人が静かに祈りを捧げ、なんとも神秘的な光景。祈りを捧げるというと宗教的に感じますが、その点はご心配なく。宗教に関わらず、多くの人が参加しています。
流れて行ったランタンは、すべてボランティアの手で回収され、きれいにリサイクルして、また来年のランタンフローティングに利用されます。
しかし、きっと、広大な海で夜空の星の如く輝くランタンは、向こう側の世界まであなたの想いを届けてくれることでしょう。
ランタンが美しいのは、人々の想いが込められているからこそなのかもしれませんね。
”明るい”魅力だけがハワイの良さではありません。
いかがでしたか?明るく楽しいだけでなく、こんな風に”感慨深く”、美しい光景に想いを馳せるハワイの楽しみ方もまた素敵ですよね。
”ランタンフローティング”の参加費は無料ですが、用意されているランタンの数には限りがありますので、参加したい方は、当日かなりテント前で並ぶ覚悟が必要です。もちろん、自分ではランタンを流さずにその光景を眺めるだけでも、十分にその美しい光景はあなたの記憶に深く刻まれることでしょう。
イベントに参加してみたいと思った方は、是非またひと味違うハワイの良さを再発見しに訪れてみてはいかがでしょうか。
▽詳細情報
【ランタンフローティング(Lantern Floating)】
開催場所: アラモアナ・ビーチパーク内マジック・アイランド
アクセス:ザ・バスやトロリーならアラモアナ・センターで下車後、徒歩すぐ
開始時間: 6:15PM~、灯籠への登録は10:00AM~
開催日: 5月最終月曜日(2016年は5月30日)
料金: 無料
開催場所: アラモアナ・ビーチパーク内マジック・アイランド
アクセス:ザ・バスやトロリーならアラモアナ・センターで下車後、徒歩すぐ
開始時間: 6:15PM~、灯籠への登録は10:00AM~
開催日: 5月最終月曜日(2016年は5月30日)
料金: 無料
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