
東南アジア諸国の一つ「カンボジア」。カンボジアの観光と言ったら、真っ先に思い浮かぶのが「アンコール遺跡」ですよね。しかし!カンボジア旅行の魅力は「アンコール遺跡」だけではありません!今回はアンコール王朝がはじまった場所とされる秘境「プノンクーレン」をご紹介。
近年注目されつつある国「カンボジア」
カンボジアを代表する場所といえば・・・
と、その前に皆さんにひとつ質問を。「カンボジア」と聞いて、あなたは何をそしてどんな場所を想像しますか?
きっと、多くの方がこう言うでしょう。「アンコールワット!」と。そう、カンボジアのアンコール遺跡があまりにも有名すぎて、他の観光スポットがあまりインパクトがないように思われがちなのです。
カンボジアの秘境「プノンクーレン」
今回紹介するのは、カンボジアの秘境と呼ばれている「プノンクーレン」。一体、どんな場所なのでしょうか。
プノンクーレン(Phnum Kulen)
カンボジアの有名な遺跡「アンコールワット」のあるシェムリアップの街の中心部から車で約2時間ほどの郊外。そこには、アンコール王朝が始まったと言われている「プノンクーレン」があります。
この「プノンクーレン」は、ジャワ王国から独立を果たした時、建国の王が即位した聖なる山のある由緒ある地なのだとか。山々を取り囲むように深い緑の密林が続き、大きな2つの滝から、麓まで王朝だった一帯を守るかのように、美しい川の流れが今もなお続いている場所です。
神秘的光景の数々に圧倒される!
この「プノンクーレン」の見どころは大きくわけて2つあります。
1つ目はこの地にある巨大な滝。高さ20mの二段になった大きく美しい滝は、カンボジアの大自然を五感で感じることのできる場所です。
写真だけでもその壮大さが伝わってきますね。毎日観光客がたくさん訪れる、「プノンクーレン」の人気の観光スポットです!雨季時の滝の水量は迫力があります。
2つ目は川底に静かに眠る水中遺跡。山頂の滝から続く美しい川底には、王朝があった800年頃に彫られた、遺跡が当時のまま水中に数多く残されています。
太陽の光を浴びて揺らめく川面をのぞきこむと、透き通った水の下に数々のレリーフが浮かび上がってきます。ヒンドゥー教で最高神の1人である太陽の神ヴィシュヌ神や、宇宙を創造したと言われているブラフマー神、リンガなどそのレリーフの種類は様々。
また、時間帯によって観光客の入場を制限する寺院などがあることから、寝起きする僧侶たちの水浴する姿も滝の近くでよく見ることができるのだとか!
なかなか普段見ることができない、カンボジアの人々の生活を垣間見ることができる場所、それが「プノンクーレン」なのです。
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