
南アメリカの北部に位置するブラジル内陸部の都市・マナウス(Manaus)は、19世紀にコーヒーの集積地として栄えたアマゾン観光の拠点です。世界中から多くの観光客が訪れるマナウスでは、広大なアマゾン川をボートで周遊するクルーズツアーをはじめ、開拓時代の名残を今も留める古い建築物や、巨万の富を得た入植者たちが贅を尽くした豪華絢爛な公共施設など、ブラジルの歴史を物語る興味深いスポットも盛りたくさんです。情熱の国ブラジルのアマゾンの奥地で息づくマナウスの町を訪れたら必見の、人気観光スポットをご紹介します。
世界でいちばん遠い町
日本の裏側にある国として知られるブラジルですが、その中でも最も遠いのがマナウスで、東京からだと30時間を要するまさに“世界の果て”に位置します。
Central Amazon Conservation Complex – UNESCO World Heritage Centre
whc.unesco.org
UNESCO World Heritage Centre
見どころ①アマゾナス劇場
1890年代にこの地で始まった天然ゴムの黄金時代、一攫千金を夢見てヨーロッパから移住してきた大金持ちが1896年(明治29年)に建てたイタリア・ルネッサンス様式のオペラハウスで、屋根のドームで瑠璃色に輝くタイルや内部の大理石など、建築材はすべてヨーロッパから取り寄せられたものです。
天然ゴムで財を成した富豪たちは、イタリア製のシャンデリアやフランス製の木製案内板、オーストリアの椅子など、細部にまで技巧を凝らした調度品で飾られた劇場に、ヨーロッパから歌手を招いてオペラやコンサートを楽しんだそうです。夜はライトアップされてひときわ美しく輝き、周辺には劇場を中心にレストランやバーが軒を連ねます。
基本情報
TEL:3234-0508
営業時間:9:00~16:00
料金:R$5,00(ポルトガル語と英語のツアーがあります)
定休日:日曜
アクセス:マナウス国際空港より車で25分
見どころ②マナウス税関
アマゾナス劇場から徒歩で15分ほどの場所に建つマナウス税関(Alfândega)は、天然ゴムが最盛期だった1906年(明治39年)に建てられた今も現役の歴史的建築物で、地元ブラジルではアマゾナス劇場よりも人気のあるスポットです。
この建物は現在も税関として使用されているため内部は見学できませんが、ヨーロッパ風の外観が当時の栄華を物語る美しい建物です。
基本情報
アクセス:マナウス国際空港より車で25分
Alfândega do Porto de Manaus realiza seu terceiro leilão em 2015 — Secretaria da Receita Federal do Brasil
idg.receita.fazenda.gov.br
O leilão eletrônico para pessoas jurídicas ocorrerá no dia 29 de setembro
見どころ③アドウフォ・リスボア市場
フランスのパリにあるレアール市場をモデルとして、天然ゴム黄金時代の1882年(明治15年)に完成しました。鋳鉄とステンドグラスで装飾された美しい建物は、現在にいたるまで市内で最も重要なマーケットとして親しまれています。
基本情報
TEL:+55(92) 3622-1880
営業時間:6:00~18:00
アクセス:マナウス国際空港より車で25分
Mercado Municipal Adolpho Lisboa – Lord Manaus Hotel em Manaus
www.lordmanaus.com.br
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