ひなびた雰囲気で旅情あふれる!美しい木造駅舎10選【西日本編】

木造の駅舎には、ひなびた雰囲気がただよいます。古い駅が多いので、これまで大勢の人が利用してきた歴史を感じますね。駅を通った人たちの足音までが聞こえてきそうです。鉄でなくても、行ってみたいな♪

1.美作滝尾駅(みまさかたきお えき)【JR西日本 因美線】

美作滝尾駅は、岡山県の美作地方と鳥取県を結ぶJR因美線にあります。昭和3年に立てられた木造の駅舎は、平屋建てで瓦ぶき。まわりには中国山地がつづき、田園が広がるのどかな光景です。

国鉄因美線時代から使われ、昭和初期の典型的な小規模駅舎である点などが評価されて、2008年に登録有形財として認定されました。

 

映画のセットのよう

ちいさな木造の駅舎は、まるで映画のセットのよう。実際に、映画「男はつらいよ」(山田洋二監督 渥美清主演)のロケ地になったこともあるんですよ。映画『男はつらいよ 寅次郎紅の花 』の冒頭シーンです。改札口や駅事務室、宿直室、待合室なども木製で、いい雰囲気ですね。

■ 基本情報

  • ・名称: 美作滝尾駅
  • ・住所: 岡山県津山市堀坂263
  • ・所属事業所:JR西日本
  • ・所属路線:因美線
  • ・開業年月日: 1928年(昭和3年)3月
  • ・公式サイトURL: http://www.jr-odekake.net/eki/top.php?id=0641414

 

2.門司港駅(もじこう えき)【JR九州 鹿児島本線】

ライトアップされた優雅な姿は、門司港駅です。ヨーロッパの老舗ホテルみたい。大正3年に竣工された門司港駅は、駅舎として初めての国指定重要文化財に指定されました。左右対称形をした優雅なネオ・ルネッサンス様式の木造建築です。

門司港駅は現在、大規模な保存修理工事中です。いろいろな取り組みをしていて、補修作業や解体中の駅舎を見ることができます。工事期間は、平成24年9月~平成30年3月(予定)。ライトアップは駅外観が隠れるまで続きます(日没~20時まで)。

 

ここが出発点でした

門司港駅のホームの根元には、「0哩(マイル)標」があります。これは昔、門司港駅が九州の鉄道起点だったことをあらわしています。ここが旅の出発点だったんですね。レトロなホームを見ていると、ロマンを感じます。

■ 基本情報

 

3.嘉例川駅(かれいがわえき)【JR九州 肥薩線】

九州には、雰囲気のいい木造駅舎がたくさん残っています。なかでも有名なのが、肥薩線の嘉例川駅と次にご紹介する大隅横川駅です。嘉例川駅は鹿児島最古の木造駅舎といわれていて、創業が明治36年。開業からすでに100年以上がたっています。

現在の駅舎は、ほぼ開業当時のまま。現役でこれほど長く働いている駅舎もめずらしいでしょう。今は無人駅ですが、のどかな風景の中でりんと立つ風情は、どこか柔らかく、懐かしい感じがしますね。

■ 基本情報

 

4.大隅横川駅(おおすみよこがわ えき)【JR九州 肥薩線】

先にあげた嘉例川駅と、たいていセットになっている大隅横川駅。こちらも開業100年を過ぎた、木造駅舎です。このふたつの駅は、鉄道ファンならずともつい見入ってしまうような表情がありますね。どちらも国の登録有形文化財に指定されています。

両駅の間には霧島温泉駅・植村駅があり、4駅あわせた距離は約17キロ。ここの間を歩くウォーキングイベントなどもありますので、お好きな方はぜひとも参加を。

■ 基本情報

 

5.亀崎駅(かめざき 駅)【JR東海 武豊線】

愛知県内で一番古い鉄道は、武豊線です。明治の初めにはすでに開通していたので、かなり早い段階から稼働している線です。亀崎駅の駅舎は現存する木造駅舎の中では、ひょっとすると、いちばん古いのでは?

住宅街の中にあり、シンプルな設計。とくに「日本最古!」と声高に訴えることはありません。駅前には自販機までありますしね。そのかわり、いまでも現役。毎日きちんと大勢の人を送り出している駅舎なのです。

■ 基本情報

  • ・名称:亀崎駅
  • ・住所:愛知県半田市亀崎常盤町二丁目156
  • ・所属事業所: JR東海
  • ・所属路線:武豊線
  • ・開業年月日: 1886年(明治19年)3月
  • ・公式サイトURL: http://jr-central.co.jp/news/release/nws001377.html

 

6.浜寺公園駅(はまでらこうえん えき)【南海電鉄 南海本線】

優雅な外観の木造駅舎ですね。堺市にある浜寺公園駅です。ここは明治30年(1897)10月に開業。現在の駅舎は、明治40年に建て替えたもの。設計は、辰野金吾博士。東京駅などの設計をしたひとです。

昭和63年に、旧待合室を改造した「浜寺公園ステーションギャラリー」ができ、平成10年には私鉄では初めて、国の登録文化財となりました。

 

明治の駅舎です

今でもクラシックな外観を保っている浜寺公園駅。築100年を超えてもなお、優雅な姿を残しています。明治時代の駅舎が現役で働いているのもすごいですね。辰野金吾設計ということを差し引いても、日本の歴史に名をのこす駅舎です。

■ 基本情報

 

7.東別府駅(ひがしべっぷ えき)【JR九州 日豊本線】

木造駅舎には、みるからに風情を感じるものと、何気なく利用しているけどよく見たら木造だったというタイプに分かれるようです。東別府駅はあきらかに後者。大分駅から2駅目、かなり大きなな平屋木造駅舎です。いまでも利用者が多く、手入れがよくされていますので、古さはあまり感じません。

東別府駅は、開業以来の記録があまり残っていません。別府市の指定文化財になっていて、部分的に開業当時の雰囲気を再現する形で改修工事がされています。下の写真の標識などは、かなり古そうですが、かわいらしい感じですね。

 

■ 基本情報

  • ・名称:東別府駅
  • ・住所:大分県別府市浜脇一丁目4-3
  • ・所属事業所: JR九州
  • ・所属路線:日豊本線
  • ・開業年月日: 1911年(明治44年)11月

 

8.日野駅(ひの えき) 【近江鉄道 本線】

まるで時間が止まったかのような木造駅舎です。近江鉄道の本線にある日野駅。雪の降りつもるが聞こえてきそうな、すばらしいたたずまいですね。

構内の線路は、めずらしい3本線です。ほとんどの列車がここで4~5分停車します。ホームの屋根の角度も深さも、レトロというよりないですね。とくに何もない駅ですが、独特の空気感があり、駅舎を見るためだけに下車する「鉄っこ」は少なくないんです。

 

これでいい、これがいいんです

昼間の駅舎正面はこんな感じ。いい具合にコワレていますね(笑)。駅舎の半分は、近江タクシーの乗務員休憩室です。電車が来ない時は無人。それにしてもこの写真は近江鉄道公式サイトからお借りしてきましたが、こんな写真でよかったの?(笑)。いやいや、これがいいんです。

■ 基本情報

 

9.坪尻駅(つぼじり えき)【JR四国 土讃線】

四国にはいい味の駅がたくさんありますが、いちばんのおススメは土讃線の坪尻駅。スイッチバック駅で、四国内のスイッチバック駅は新改駅と坪尻駅のふたつだけ。駅まわりには山しかなく、秘境感がハンパないです。あ、ちかくの国道へ出るためのケモノ道はあるようです。

駅前は草ぼうぼう、自販機もありません。野鳥のさえずりとせせらぎの音がBGMという、いやしの駅。昭和4年に信号所として設置され、昭和25年に駅としての開業しました。もともと信号所だったので、建物財産表は「待合所」のままです。

いっそ神々しい

土讃線ですから、このようにアンパンマン電車も通ります。この山の底を力強く走ってくるアンパンマンとメロンパンナちゃん。やや傾き加減に走っている姿は、ありがたく感じるほどです(笑)。

↓のNHKサイトで動画も見られます。見れば見るほど、行きたい・見たい・乗ってみたいという気持ちがつのりますね。

■ 基本情報

 

10.一勝地駅(いっしょうち えき)【JR九州 肥薩線】

白壁にかわら屋根。屋根の線がゆるくうねっているのもいい感じです。ここは九州 肥薩線の球磨村にある一勝地駅です。駅舎は木造ですが、改築がされており、同じ肥薩線の嘉例川駅・大隅横川駅よりはモダンな印象ですね。

それでもホームから見ると、貫禄充分。住宅地に近くて、まだまだ元気いっぱいの木造駅舎です。ちなみに、この駅はJA球磨に簡易委託されている駅です。民間に委託されている駅は多いですが、地元JAが運営しているのはおもしろいですね。

 

一勝まちがいなし

一勝地駅は、縁起のいい駅名から受験生がやってくる駅です。そこで記念入場券をリニューアルしました。受験生には大好評の一枚。発売しているのは、一勝地駅と人吉駅です。旅の記念にぜひ。

あらゆるものに「一勝」はできます。それ以上は、本人のがんばりにかかっていますけど(笑)。

 

■ 基本情報

  • ・名称:一勝地駅
  • ・住所:熊本県球磨郡球磨村大字一勝地甲字友尻
  • ・所属事業所: JR九州
  • ・所属路線:肥薩線
  • ・開業年月日: 1908年(明治41年)6月
  • ・公式サイトURL: http://kumanago.jp/event/?mode=detail&id;=430000000037

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